真田広之さん主演&プロデュースの「将軍」が話題なので、今月だけディズニー+に加入しています。

観終わったので、感想など。

 

全体的な感想としては、面白かったです。

でも、欧米で高評価な理由は、正直言って分からなかった…

 

  • 面白かったポイント1

1600年前後の日本を舞台にした、カソリックとプロテスタントの勢力争いを描いたところ。

キリスト教、特にカソリックが植民地政策に利用されたことは、周知の事実だと思ってたのですが、現在でもキリスト教徒が多い国ではタブーなんでしょうか?

もしかしたら、この辺の切り口が受けたのかもしれない。

 

  • 面白かったポイント2
魅力的な脇役が多い。
主役の虎長は、腹の内を語らない策士
周りの人物が、虎長の策によって、意図的に、または意図せず動かされます。
お気に入りは、鞠子様と藪重
 
熱心なカソリック信者でありつつも、戦国時代の武家の女性である鞠子は、キリスト教の教えと武家社会の忠義を重んじる考えの2パターンの考えを備え持っています。
漂流者であるイギリス人のブラックソーンの通訳でもあるため、行動を共にする。
西欧的な考えにも触れ、その中で、自分が信じる道を選ぶ。
 
藪重は、残虐で自己中心的な人物として描かれる。
いつ、主君である虎長を裏切ってもおかしくない。
なのに、憎めない人物像です。
ブラックソーンは、虎長を凄い人物だと感じながらも、最初は反発していた藪重に共感する場面が多いように感じました。
 
  • 陰謀劇が好きな人におススメ
戦国時代が舞台の本作ですが、戦闘シーンは少ない。
真田広之の殺陣を楽しみしているとがっかりするかも。
一方、策略を巡らせて、自分の目的を達成する過程を楽しむタイプの人には面白いと思う。
好評だったため、第2シーズンの制作も検討されているようですが、その場合は、毛色の違う作品になりそう。
 
奇麗にまとまったリミテッドシリーズとして完結するのが良いのではないかなあ。