「進撃の巨人」コミックスの表紙を外すと、本体に進撃世界の設定が綴られていることをご存知の方は多いと思います。

わたしも表紙を外して読もうとしましたが、読めそうで読めない!

解説してくれているサイトを参考に見比べると、部分的には読めますが、全体としては、だいぶ文字が崩されているので…

 

カタカナをひっくり返した進撃文字は、作中で何度か使われていて、墓碑などは比較的読みやすいです。

表紙裏の説明は、あまりはっきり読めると興ざめさせるかもしれないので、かなりぼかしたんでしょうね。

 

この中で、私が最も興味深かったのは以下の設定。

「新天地にはもともと長大な壁が用意された」

 

私はアニメから入って、シーズン1を楽しんだのですが、その時点では、まさかこれほど設定が作りこまれた伏線回収がある作品だと思いませんでした。

その理由が、エレンたちの訓練兵時代の座学で、壁に関して以下のように説明されるからです。

 

我々の先祖は、巨人が超えられない強固な壁を築くことによって

巨人の存在しない安全な領域を確保することに成功した。

 

私なら、エルヴィンが憑依して、質問しちゃうね。

 

先生!100年前にできたことが、どうして現在は出来ないんですか?

 

 

だから、ご都合主義の設定で展開するんだろうなと思ってたんです。

諌山先生、ごめんなさい!

シーズン3で、エルヴィンとピクシスが密会するシーンでは、人類は壁に逃げ込んだと言っていたので、最初から壁を作ったのは人類ではないという設定をどこかで明かす予定だったけど、タイミングを決めかねていたのかなあ。

ラストまで大まかに決めていた諌山先生ですもの。

情報をどのタイミングで開示するかは、作品のおもしろさに影響するので、最初は壁を人類が作ったという設定にしたのでしょう。

 

原作もアニメも完結してなお、考察するネタがある『進撃の巨人』は凄い作品ですね。

アニメの完結編(前編)放送、一周年記念にブログをアップします♪