巨人の力の継承ルートを考えています。
エレンたちの時代には、無垢の巨人が生きたままの知性巨人(人間体)を食べることで、その力が継承されました。
しかし、最初はユミルの死体を娘たちが食べることで継承された。
おそらく、孫たちもマリア、ローゼ、シーナの死体を食べて力を継承した。
どのタイミングで、巨人化(ただし無垢)能力は、カニバリズムなしに自動的に遺伝するようになったのか?
マリア、ローゼ、シーナが巨人の力を継承したとき、長女が10歳くらい?
ユミルは巨人の力を得てから13年で死亡しているので、11歳以上ということはないでしょう。
そこから、13年で娘たちも全員死亡するので、3人の娘たちは13年で何人の子供をもうけたのだろう?
知性巨人が9人なので、孫は9人だったと思う。
この孫たちですが、最年少は赤子レベルで最年長でも10歳に届かないはず。
そして、この孫たちも13年後には死亡する。
…孫世代に男子が複数いたとしても、ユミルの民が増える暇がないのでは?
ユミルの民が増えるルートを考えたのですが、
子種王は、娘たちの死体を孫以外の奴隷たちにも食べさせたのでは?
マリアたち娘が巨人の力を継承したときに判明したのは、巨人の力が3人に分かれて継承されたということ。
古代エルディア帝国にとって、巨人が増えたのは喜ばしい事。
再び増えることを期待して、孫世代の継承時には、奴隷たちにも食べさせたのではないでしょうか?
常識的に考えると、奴隷に巨人の力が継承されたら反乱を警戒すると思いますが、子種王は始祖ユミルとの間に子供をもうけるような人物。
奴隷ごときが我に逆らうなど、片腹痛いわ!とか考えそう^^;
もしかしたら、家族持ちの奴隷だけを人質をとった上で選抜したかもね。
そして、ユミルの民が増えないのは、光るムカデにとっても不本意のはず。
あのムカデのパワーの源は、何としてでも生き延びる&増えるという欲求だと考えているので、生き延びるために実際の生物の進化のようにムカデの性質も進化したのではないでしょうか?
カニバリズム継承から、血族への自動的な遺伝へと。
カニバリズム継承した孫たちは、9つの知性巨人へ
奴隷たちは、無垢の巨人に変化する体質を継承した。
ムカデにとっては、宿主がユミルや子種王の子孫である必要はないはずなので、都合よく王族が知性巨人を引き継げるか?という疑問もありますが、そこはユミルちゃんがコントロールしたとして。
そして、13年後に知性巨人が全員死亡したときにも、カニバリズムは実施されたはずですが、このときは既に継承方法が赤子継承に変わっていたと思う。
知性巨人が死亡時に妊娠中だったひ孫世代の王族と奴隷に継承された。
孫世代の王族も子作りを推奨されただろうし、多くの奴隷にマリアたちを食べさせていたなら、奴隷身分の人々にも複数の妊婦がいたでしょう。
流石に赤子が巨人化能力を発揮するとは思えないので、数年間は巨人の能力は失われたと思われたはず。
傷の治りが異常に早いとかの理由で、巨人化能力者が特定されたんじゃないかなあ。
ここから、知性巨人の継承ルートが赤子継承以外にも可能だと判明するまでは、紆余曲折があると思う。
まずは、始祖の巨人が無垢の巨人を作り出し操れることが判明するまでは、無垢の巨人で他国を攻撃することはできないし、無垢の巨人が知性巨人を食べることで能力が継承されることが判明するまでは、任意の人物に能力を継承することもできない。
継承のタイミングで数年間は、エルディア帝国は巨人の力を使えなくなる。
でも、それぐらいのハンデがないと古代エルディア帝国は、完全にマーレを滅ぼせると思うんですよ。
あと、この子種王の血筋ではない奴隷たちにも巨人の力が継承されていた設定だと、私を悩ませてきた「王家の血」とは何ぞや?の問題にも一応の答えが出るんです。
ユミルの民が全員、子種王とユミルの子孫なら、ユミルの民は全員「王家の血」を引くことになってしまう。
考察を参考にさせていただいているタキさんのミカサが「王家の血」を引いているから、エレンはダイナが食われた後も、無垢の巨人を操れたという説にも整合性がとれる。
この考察は、すごく面白いのですが、王家の血問題がどうしてもクリアできなかった。
でも、王家の血を引くユミルの民とそれ以外のユミルの民が存在する前提なら、ミカサが王家の血を引くルートも見つかる。