アニメ『進撃の巨人』のシーズン1を観返しての感想です。

巨大樹の森での女型の巨人捕獲作戦の失敗は、後のエレンの選択に大きな影響を与えていますよね。
旧リヴァイ班(主にペトラ)が、エレンに「信じて」と言うシーンが2回あります。
1回目は、リヴァイと共に馬を走らせているシーン
この時、エレンはリヴァイ班や調査兵団を信じて従う選択をします。
結果として、いったんは女型の巨人の捕獲に成功。

しかし、女型は逃亡し、改めてエレンたちを追ってきました。
ここでも、ペトラは、リヴァイ班が女型を仕留めると信じてエレンには逃げろと言います。
エルヴィンの「最善策にとどまっていては勝てない。リスクを冒す必要がある」というセリフと
リヴァイ班の「最善策に従って、リスクを回避する」の対比がゾクゾクします!
エレンがリヴァイ班を信じた結果は、班員の全滅…

人間が他人を信じる
信じて任せる、頼るという選択をすること自体は、間違った選択ではないと思います。
でも、エレンはリヴァイ班を信じてなかったよね?
信じているというポーズをすることで、仲間として認められたかった。
こっちの方が大きかったのでは?
そして、仲間として信頼を得たかった人たちを失った。

人が誰を、何を信じるかは自由。
でも、信じた振りをすることで、何かを手に入れようとすると、大きな後悔をもたらすことになるのかもしれません。