『進撃の巨人』カテゴリが多いので、考察関係はリライトしながら分類を分けて再度アップしています。
今回は、ジークの計画が実現する可能性はあったのか?について
マーレのエルディア人収容区で生まれ育ったジーク。
父母はエルディア復権派。
差別されて育った環境やクサバーさんとの出会いで、エルディア人の安楽死計画にたどり着きます。
わたくし、作中のキャラの中で最も思想が近いのは誰かと尋ねられたらジークだと思います。
んがしかし、ジークの思想が正しいとは思っていません。
さて、ジークのエルディア人安楽死計画を整理してみます。
①タイバー家を使ってパラディ―島脅威論をあおって、世界の要人をレベリオ収容区に集めて、一気に抹殺する。
②パラディ―島に渡って、始祖の巨人と力を合わせて、エルディア人の去勢を行う。
③計画を邪魔しそうな兵団上層部に、事前に脊髄液入りワインをふるまっておく。
わたくし、上記のレベリオ襲撃の意図がよくわからなかったんですよ。
そんなことしたら、パラディ島襲撃時期を早めそうじゃないですか?
物語全体のキーポイントなので、展開の都合だとは思いますが、
調査兵団が、マーレに潜入できるくらいだから、ジークだけ隠密でパラディ―島に渡ればよいのでは?
この行動に整合性を持たせるために考えたのは、以下の事情。
1.ジーク(名誉マーレ人の戦士たち)は想像以上に監視されている。
2.レベリオ襲撃で各国の要人を殺害することで、実験的地鳴らしレベルの効果があると思っていた。
ジークがこっそりパラディ―島に渡るのが不可能なら、殺されたふりをする必要がありそう。
他に、祖父母の安全を確保するために、裏切りを隠す必要があるという可能性もありますが、どうでしょう?
ジークが、祖父母を大切にしていたとしても、安楽死計画を思いつく人が、老人の命をそれほど大切にするかなあ?
ジークの祖父母が、裏切り者の身内として処刑されるとしても、拷問とかはされずに普通に銃殺になりそう。
それなら、切り捨てる気がするんですよ。
*原作だとその後描写がありませんが、アニメの完結編では、収監されたまま、地鳴らしに巻き込まれていましたね。
また、パラディ―島が襲撃されたときに、エレンが「マーレにこんなリスクのある決断ができると思わなかった」的なことをつぶやいていたことからも、レベリオ襲撃で実験的地鳴らし程度の効果があると思ってたのかな。
軍港を破壊してるしね。
そう考えると、進撃の巨人の未来の記憶もかなり歯抜けってことになります。
エレンがどの程度、未来を知っていたのかは、想像するとキリがないんですよね^^;