Ⅰ 障害者?障がい者?なにがちがうの?
放デイは儲かる?儲からない?に続いて選んだテーマはこれです。
まぁ、皆さんあんまり興味ないテーマかもしれませんが (;^_^A
障害者の方自身も、呼び方や表記なんてさして重要ではないからどっちでもいいよとおっしゃる方もいますし (;^_^A
ただ私は、このブログだけでなく一貫して「障害者」と表記するので、その理由を説明しておきたく、このテーマにしました。
又、表記そのものは重要でなくても、いち支援者として、「障害」の所在には重きを置いているので、しばらくお付き合いください。
それではスタートです
もう十数年前に、内閣府が「障がい者」という表記を作ってから、各方面で話し合われて、今ではそれぞれがそれぞれの考えで表記されていると思うのですが・・・
私個人は、社会で生きていく上で様々な困難を抱えている方を表す言葉として、「障害者」というのは不適当だと思いますが、国が新しい言葉を決めない以上、使っていかなければならないので、あえて使うならひらがなではなく漢字表記を使っています。
「障害者」の「害」は字のイメージがよくないから、心情に配慮してひらがなで表記しています・・・ともっともらしい説明を受けて、なるほど
と素直に思った方も多いのではないかと思います。
先ほども申しましたが、私は一貫して「障害者」と表記しているので、実際、利用者の保護者の方から、○○さんはなんで「害」をひらがな表記されないのですか?常識外れじゃないですか?失礼ですよ!キーーっ!
とお𠮟りをいただいたこともあります。
その時は、私の考えを丁寧に説明してご納得いただけましたが・・・(;^ω^)
みなさんは、障害者という言葉の意味について考えたことはありますか?
障害者とは、下の2つのどちらを表す言葉だと思いますか?
① 障害を持つ者
② 社会から障害を受ける者
実は、これには明確な正解はなく、①と考える人もいれば②と考える人もいます。
①と考えれば、障害を持っているのは本人だから、「害」への心情配慮は正しいといえます。
しかし②とするなら、「害」は社会に存在するので心情配慮など必要ないし、悪いイメージそのものですよね。
私は②と考えるので、当然「害」は漢字表記です。
実のところ、この話の本質は「害」をひらがなで表記するかしないかではなく、障害者の「障害」はどこにあると考えるのか・・・です
その結果、その人の考える「障害」の所在によって、漢字になるかひらがなになるかということです。
障害福祉業界では常識的なことですが、一般の方にはあまり馴染がないと思うので、お話しておきたいと思います。
一度に話すと読む方も疲れると思うので、刻みますね
では、第1幕はここまで
・・・つづく