Ⅴ 放デイは儲かる?儲からない?

 

 お久しぶりです~ ( ´艸`)

 

 サボってたわけではないので (;^ω^)

 

 私は夏の間、毎日子供たちをプールに入れていたので黒焦げです ( ̄▽ ̄;)

 

 毎年のことですが、今年は特に何度か意識がもうろうとしました (;^_^A

 

 さて、ようやくオプションの話ですかね・・・

 

 基本報酬に上積みできる「加算」と呼ばれるものはいろんな種類があるのですが、そのほとんどが、手間と人件費を考えれば赤字が出るものばかり・・・(-_-;)

 

 何を考えて厚生労働省の頭の良い官僚さんたちはこの加算を作ったんだろう(-_-;)と思うものばかり・・・3時間、半日かけて1,000円いただいてもねぇ・・・

 

 ってなもんばかりです。

 

 行動障害の子供にマンツーマンで専門の資格者つけて1,700円程度・・・大赤字

 

 その中でも、現実的に必要な人員を確保していたらとれるよっていうものがあり、うちの事業所でも取っているものをご紹介しますね。

 

(1)児童指導員等加配加算

 

 これは、基準人員に加え、常勤換算で1人配置しているともらえる加算で、前にも言いましたが、基準人員のみで10人を支援するなど不可能なので、必要な人員をそろえていたら自然と加算の基準を満たせるものです。ただ、2人配置しようが、3人配置しようが1人分しかもらえません ( ;∀;)

 

①児童指導員        123単位

②保育士          187単位 

③その他従業者(資格なし) 90単位 

 

基準人員に加え、①~③のいずれかを配置していた場合に、利用者一人一人の報酬に上乗せできます。

 

うちでは児童指導員を配置しているので1か月のトータルは

 

 10人/日×21.2日×123単位×10.72(4級地係数)=279,535円

 

(2)送迎加算

 

 これは、学校から事業所、事業所から自宅に、利用者を車を使って運んだ場合に計上できます。片道54単位です。

 うちでも送迎を実施していて、利用率は98%くらいですが、車両の維持管理費は1台当たり月50,000円(車検、保険料、部品交換、税金など)1台当たりの1か月のガソリン代は、25,000~30,000円

 

 10人/日×21.2日×2(往復)×54単位×10.72(4級地係数)=245,445円

 車両維持費・燃料費 (50,000+25,000)×3台=225,000円

 

実際には、突発的な故障で10万単位でお金が出ていくこともよくあるので、多分トントンか赤字だと思います。

 

(3)処遇改善加算Ⅰ

 

 これはそもそも、福祉業(高齢者・障害者など)で働く職員の給与が、他業種と比べてあまりにも少ないからということで作られたものなので、直接支援の手厚さは関係ない加算になっていますが、計上するには毎月の研修実施や人事評価制度の運用など、手間のかかるものとなっています。

 

 基本報酬・加算のすべてを算出したものに

 

①放課後等デイサービス 0.084を乗じたもの

②児童発達支援     0.081を乗じたもの

 

例えば放課後等デイサービスの総売り上げが150万円、児童発達支援が50万円とすると、

 

1,500,000円×0.084=126,000円

500,000円×0.081=40,500円

 

どこの事業所でも計上している加算はこの3つくらいなものでしょうか

 

 理学療法士や作業療法士などの専門職を配置してもらえる加算もありますが、そもそも雇用自体も難しく、加算でもらえるお金を人件費が上回る場合もあり、維持が難しいので取っている事業所は少数だと思われます。

 

 長くなってすいません (;^ω^)

 

 次回はこのオプション(加算)と基本報酬を合算して1か月の売り上げを計算していきますね。

 

 更新まで待てない人は、前の記事を見たら計算できると思いますので、やってみてね。