#8_20240521_109シネマズ南町田GP


気にかかるモナークの行動原理

(C)2024 Legendary and Warner Bros.

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ゴジラxコング:新たなる帝国


ゴジラとの決戦後、コングは地表の下に存在する地下空洞で自分の仲間を探し続ける。一方、髑髏島でコングと共存していた最後のイーウィス族の少女ジア(カイリー・ホットル)はモナークの言語学者アイリーン(レベッカ・ホール)の養女となるが文明社会に馴染めずにいた。ある日、地下空洞のコング監視チームの連絡が途切れる。同じ頃、ジアは不思議な波長を感じ取るようになる。地上で巨大怪獣たちを駆除していたゴジラも同調し、戦いの準備をするかのようにエネルギーを貯め始めた。


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ようやく鑑賞。上映スケジュールの都合で日本語版をセレクト。大スクリーンの前提クリアだから、まいいか。前作の終わり方覚えてないけど、まいいか(笑)。で、なんとかなったのでOK。巨大怪獣バトルはやっぱスクリーンに限る。


序盤イタリアのゴジラと中盤エジプトの大喧嘩、終盤地上決戦は人間の逃げ場がない大迫力。ただ、地下空洞に行くとみんなでかい。スカーキングもその配下も。なのでコングの大きさが薄まって、まさかのスケールダウン現象。


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ストーリーは地下空洞メイン。そこで完結し、人類の危機には至らないので展開の緊張感は薄め。ゴジラとコングが都合よく共闘…「こんなのゴジラじゃない」って? そこはまあエンタメ作品だし、前作からそんな感じだったし。


制御できてないゴジラを「人類の味方」と楽観視。ガジェットで補強したコングの武器みたいな扱い。シリーズ通してモナークの行動原理が曖昧な気が。実は壮大なプロジェクトがあり、現時点では意図的に隠してます‥なんてこともあるのかな。


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主人公のホールはショートヘアがクール。「それでも恋するバルセロナ」の方だけど雰囲気変わりましたよね。若返ってる気さえする。前作から続投のホットルはリアルでも聴覚障害を抱えている。エンタメにおいても障害は障害にはならない。


ブライアン・タイリー・ヘンリーも続投。「ブレット・トレイン」でもお見かけした「しゃべくり系」の売れっ子。「美女と野獣」のビーストを演じたダン・スティーヴンスは初参戦。超美形だったのにだんだん「普通の美形」になってきたなあ。


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友情に厚いゴジラ…このゴジラはあのゴジラじゃないと思いましょう。そうすれば、怪獣エンタメ映画として楽しめる。対象年齢がティーンっぽくはあるけど、そもそも60〜70年代ゴジラ作品(僕が小さい頃見てたヤツ)ってそんな感じだったし。


センター・オブ・ジ・アース」みたいな世界観はさすが。巨大怪獣バトルも慣れたもの。人間の絡みが少なかった。敵も困るほど強くはなかった。このあたりを補強すれば重厚なエンタメになりそうだけど、この軽さもアリなんだろうね(笑)



 DATA

監督・原案・製作総指揮:アダム・ヴァンガード/脚本・原案:テリー・ロッシオ/サイモン・バレット/脚本:ジェレミー・スレイター

出演:レベッカ・ホール/カイリー・ホットル/ブライアン・タイリー・ヘンリー/ダン・スティーヴンス/アレックス・ファーンズ/ファラ・チェン



hiroでした。



ゴジラVSコング←前作


ゴジラ キングオブモンスターズ←名作


キングコング髑髏島の巨神←コング初出