NETFLIX


新M:Iなるか

ハート オブ ストーン


IT担当のストーン(ガル・ガドット)を加えたMI6のパーカー(ジェイミー・ドーナン)チームは、イタリアの雪山リゾートでターゲットの武器商人を確保するが、何者かの妨害を受ける。ストーンの隠密の活躍により難を逃れるが、ターゲットは自死。妨害に関わった謎の女性ケヤ(アーリヤー・バット)を特定したチームは、AIを駆使した国籍のない秘密組織チャーターの介入が噂されるなか、ケヤ確保のためにポルトガルリスボンに飛ぶ。



NETFLIXオリジナルのスパイアクション。「ミッション:インポッシブル」のスカイダンスが制作。本作のカギとなるチャーターとは「ハート」というAIの確率計算を軸に行動する組織。M:IでAIとなると「デッドレコニング」を連想するよね(笑)


M:Iでは暴走AIが「敵」。本作では「武器」と捉えて、その争奪戦。ただし、チャーターの行動理論は各国政府のミスの修正。「ハート」の判断で正しい方向に導くというもの。使う者によって善にも悪にもなる。核が使うに使えない現代の最強兵器。


雪山のバイクチェイス、街中カーチェイス、大空のスカイダイビング。加えて世界各国の美しい風景。いずれもM:Iでお馴染みだが、いずれもテレビサイズではもったいないスクリーンクオリティ。あっちみたいに本人の生アクションじゃないと思うけど。



ワンダーウーマン」のガドット主演。「ワイルドスピード」シリーズでも奇跡の復活を遂げた(ネタバレか?)ばかり。ネトフリにおいても「レッドノーティス」に続くメイン出演で、M:Iシリーズの後継候補のひとつ。俳優人生のピーク到来。


ドーナンは「ベルファスト」のパパやってた方。まあまあセクシーな役が多い。バットはインド出身の俳優。映画監督の父、俳優の母というサラブレッドなのだとか。グレン・クローズB.D.ウォンの同僚かな。気づかなかった(汗)


映画慣れしている方には、割と定型なアルアル展開かも。「ハート」に頼りながらも、数字だけがすべてじゃないよ、と。でもって新たなチーム結成で本作の幕。…これってM:Iそのものか(笑)。オリジナリティはやや薄い。


タイラーレイク」「グレイマン」等々シリーズを意識した作品が多いネトフリ。本作もメッセージ性よりもイントロ色が強い。トムのM:I引退。DCシリーズの頓挫。そういうタイミングで本作をガドット主演で撮った。続編、あるんじゃない?



 DATA

監督:トム・ハーパー/脚本:グレッグ・ルッカ/アリソン・シュローダー

出演:ガル・ガドット/ジェイミー・ドーナン/アーリヤー・バット/ソフィー・オコネドー/ジン・ルージ/ジョン・コルタジャネラ/マティアス・シュヴァイクホファー/B.D.ウォン/グレン・クローズ



hiroでした。

*画像は「映画.com」より引用



デッドレコニング←MIシリーズ最新作


ワンダーウーマン←は続きはあるのか?


レッドノーティス←ネトフリ×ガドット