#15 TOHO_HIBIYA
まっすぐなパスタ!
(C)2023 Warner Bros. Ent.
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ザ・フラッシュ
ジャスティスリーグの一員として、バットマン/ブルース(ベン・アフレック)、ワンダーウーマン/ダイアナ(ガル・ガドット)らと戦い続けるフラッシュことバリー(エズラ・ミラー)。無実の罪で投獄されている父(ロン・リビングストン)の再審を前に亡くした母(マリベル・ベルドゥ)を思い出し悲しみに暮れていると不思議な体験をする。
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バリー、冒頭からゴッサムまでの走りと病院での救出作戦でいきなり大活躍。ブルース、ダイアナとの共闘でジャスティスリーグでの立ち位置も明確に。バリーの持つユーモアを振り撒きながら、ジャスティスリーグからの基軸はここで一旦止め。
で、「過去に行けるかもしれない」と気付いたバリーは、母を失ったあの日に帰る。過去を変えてはいけない、という知識は「バック トゥ ザ・フューチャー」以降の常識。ところがバリー、あの日の両親どころか、18歳の自分にも遭遇してしまう。
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流行りのマルチバース。あっちのブルースの説明がわかりやすい。そうか、まっすぐなパスタ。枝分かれではなく、別の過去も作ってしまうのか。スーパーマンではなくカーラ(サッシャ・カジェ)なのはそういうことなのか。
新たにできたバースで出会った別のブルース、クリプトンの美女、ヤングバリーとチームを結成。よくみるパターンだとしても、やはりワクワク。140分超えでも長いと感じさせない。バリーの両親への愛情にもホッコリ。
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背負う十字架のないヤングバリーはミラー史上最高の陽キャラ。リアルバリーと合わせての二役はミラーの確かな演技力を証明。私生活が勿体なさすぎるよ。ベンアフ、ガルガド、ジェレミー・アイアンズのリアルジャスティスは冒頭のみという贅沢。
代わってマイケル・キートン、サッシャが大活躍。キートンの重厚アクションは健在。大抜擢のサッシャのキャラ力は最強レベルで今後も楽しみ。マイケル・シャノンも「マン・オブ・スティール」から再登場。その他ビックリキャスト複数あり。
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DC式マルチバースが確立。これでキャストの降板や変更は当面スムーズになるが、当のミラーが心配ではある(汗)。あの有名俳優、スーパーマンやってた?…と思ったら、企画まで進んで実現はしてないんだってね。最後もサプライズ。
「感動」「涙」のキーワードが並ぶ本作。バリーの優しさにウルっとくる作り。ご都合主義じゃないリアリティではあるが「スパイダーマン:アクロス ザ・スパイダーバース」のマイルスとは対照的。寂しさも残り、好みが分かれるかも。
DATA
監督:アンディ・ムスキエティ/脚本:クリスティーナ・ホドソン/音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演:エズラ・ミラー/サッシャ・カジェ/マイケル・シャノン/アンチュ・トラウェ/キアシー・クレモンズ/ベン・アフレック/ジェレミー・アイアンズ/ガル・ガドット/ロン・リビングストン/マリベル・ベルドゥ/マイケル・キートン
hiroでした。