WOWOW鑑賞

 
ジャンル分け不可な快作!
高慢と偏見とゾンビ
 
監督・脚本:バー・スティアーズ/原作:ジェーン・オースティン/セス・グレアム=スミス/音楽:フェルナンド・ベラスケス
出演:リリー・ジェームズ/サム・ライリー/ベラ・ヒースコート/ダグラス・ブース/ジャック・ヒューストン/マット・スミス/チャールズ・ダンス/レナ・ヘディ
 
18世紀のイギリス郊外。謎のウイルスの蔓延によりゾンビが徘徊するなか、娘ばかりで跡取りのいないベネット家は、裕福な男性を婿にとることが最大の関心事。村に独身貴族ビングリー(ダグラス・ブース)が居を構え、最初の晩餐会の夜、長女ジェイン(ベラ・ヒースコート)が彼と恋仲になる。一方、次女エリザベス(リリー・ジェームズ)はビングリーの友人ダーシー(サム・ライリー)の高慢な態度に反感を抱く。
 
 
「高慢と偏見」はオースティンの世界的に有名な恋愛小説で、映画、ドラマなど多くの派生作品もあるのだとか。このベストセラー小説をアレンジしてヒットした小説を映画化したのが本作なのだとか。
 
…「だとか」というのも、実は元ネタからしてまったく知らない。例えば伊豆天城でゾンビに襲われた学生さんが剣の達人の踊り子に救われ恋におちる…ような感じ?
 
まったく知らないので単なるゾンビ映画として観た。面白かった!
 
 
序盤、姉妹の他愛のない会話が面白い。格闘しながら恋話をするのである。武術が女子の嗜みという設定。「日本の京都で修行したのよ」「私は中国の少林寺」ですって。
 
屋敷の外にはゾンビがいっぱい。そんな時だって「恋」は大切。人類の存亡をかけたゾンビとの闘いと、女たちの恋の駆け引きとが、偏ることなく「真面目」に並行する。こんなの見たことありません。
 
 
センター張るのがリリー。シンデレラの優雅さをまといキレキレアクションを披露。可愛いだけじゃない。姉ジェインには「ダーク・シャドウ」のベラ。「ダーク〜」のレビューを読むと当時からマークしてたらしい。←記憶なしww
 
エリザベスのお相手ダーシ役にライリー。シンデレラと「マレフィセント」の手下の恋の駆け引きということになる笑。ビングリー役ブースはお初かと思いきや「ノア 約束の舟」の息子役だった。マット・スミスがかなり器用。今後注目。
 

「変なタイトル〜」と公開時スルー。が、親しい方々の評判になっていたのは覚えてた。WOWOW番組表で目につき、今回の鑑賞となる。ラブストーリーなのかホラーなのかアクションなのかコメディなのか、どれもはずれてないこの変な作品。観てよかった!笑
 
自分の好みでは絶対に引っかからなかった本作。信頼できるブロガーさんの評価というのは心強い。
 
 
 
hiroでした。