97本目(12月10日鑑賞)


古き良き列車の旅へ
{EE8EBC79-6692-4257-84B0-54F07C2A6276}
オリエント急行殺人事件
 
監督:ケネス・ブラナー/脚本:マイケル・グリーン/原作:アガサ・クリスティー/衣裳デザイナー:アレクサンドラ・バーン/音楽:パトリック・ドイル
出演:ケネス・ブラナー/ジョニー・デップ/ペネロペ・クルス/ウィレム・デフォー/ジュディ・デンチ/ジョシュ・ギャッド/デレク・ジャコビ/トム・ベイトマン/レスリー・オドム・ジュニア/ミシェル・ファイファー/デイジー・リドリー/オリヴィア・コールマン
 
エルサレムで窃盗事件を解決した探偵ポアロ(ケネス・ブラナー)が休暇を楽しもうとした矢先にロンドン行きの案件が発生。急遽、オリエント急行に乗り込むが、夜になり雪崩による脱線事故で立ち往生となる。翌朝、乗客の一人の富豪ラチェット(ジョニー・デップ)の刺殺死体が発見された。前日「脅迫されている」とラチェットから相談を受けていたポアロは、鉄道会社の重役ブーク(トム・ベイトマン)の依頼により事件を捜査することになる。
 
{484D8CB8-AC42-40EE-AE09-BC531A92A2B3}
 
絢爛豪華!
 
オリエント急行の外装・内装、登場人物の服装や小物、細部に至るまで見事に再現された時代の空気が素晴らしい。まるで一緒に旅しているかのよう。それらを景色になじませるCG含め、「シンデレラ」でも圧巻だったブラナー監督の作画センスが冴える。

ブラナー監督自身が名探偵エルキュール・ポアロを演じる。トレードマークのヒゲはそのまま、メタボオヤジではないので動きも軽やか。ダウニーのホームズといい、現代風はカッコイイ。
 
{B466350C-9C4B-4819-B823-41B03B510EAB}

共演陣も豪華!

被害者ラチェットのジョニデは序盤で殺されてしまう贅沢。ウィレム・デフォーが気弱な浅野和之風なので珍しい。第3期「スター・ウォーズ」主演のデイジー・リドリーの普通の役も初めて見た。

ジュディ・デンチペネロペ・クルスミシェル・ファイファーの女優陣は「らしい」役なので安心安定。ジョシュ・ギャッドは「美女と野獣」のルフウ以来上がり調子。老若男女がらしい役・らしくない役で観ていて楽しい。

{E4A1933E-7D03-430F-A73A-E2A975979390}

原作未読。過去作もちゃんと観てない。ほぼ記憶なし。ミステリー鑑賞には絶好の環境。さあ、どんな謎解きが始まるのか、犯人は誰なのか、と楽しみは尽きない。

…のはずだった。どうも家人の見ていた三谷版ドラマをチラ見していたようで、場面場面に既視感。いらん記憶が蘇り、場面が繋がり…ああ、わかっちゃった!

{0F2C4515-8733-40C0-95C5-CDCE9DCBD0C0}

本作、容疑者の証言をつないでパズルを完成させるタイプの推理。ゆえにセリフが多くて字幕の洪水。前日からの疲れもあって字幕酔い。知ってるからいいやと、一部は字幕を放棄。関係者の方々には申し訳ない。

オリエント初乗車の方々は予習不要。むしろ何も知らないほうが楽しめる。


「ナイルに死す」の映画化も決定ですね。




hiroでした。
うーむ、フリパでもう一回観直そうかな。



脚本6 映像8 音響8 配役8 美術8
38/50