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君の名は。」は新海誠の名を知らない公開前から大騒ぎ。が、いざ蓋を開けてみると今ひとつ乗れず…。あちこち既視感があり、神木隆之介が「サマーウォーズ」とかぶる。サマーウォーズ信者としては「あれ以上」はそうそうない。

 
その後「君の名は。」は記録的ヒット。映画眼のなさを痛感。国民的映画に成長し、新海誠の名もビッグネームとなる。2016年のことだ。翌2017年1月。TOHOフリーパス取得時にまだ上映してたので2度目の鑑賞。前よりは面白く観れたが、「最高傑作」と絶賛はできず。
 
新海誠は凄いと聞く。他作品未見なのでわからん。11月、WOWOWで「君の名は。」を放送。その関連で過去作を観る機会を得た。観てもないのにあーだこーだ言えない。レビューを一通り書いたので、総括。
 
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劇場でお金を出して観るならこれ。バランスもよい。
 
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一番期待してたが、スケール感もなく、少しがっかり。
 
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何をしようと思ったのかわからない。
 
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画だけは最高。スタッフ入れ換えが功を奏した。
 
通して言えるのはどれも商業映画として未完成。ポスト・ジブリとして劇場長編アニメで勝負できるレベルじゃない。ところが、TOHOが彼に目をつけ、メジャーで戦えるようテコ入れした。それが「君の名は。」だ。
 
メジャースタッフの発言力の大きさは想像がつく。ストーリーもキャラクターも格段に洗練。最大の特徴である風景画のクオリティも維持。売り方を知っているスタッフが売れるように作ったのだから、この結果は至極当然かもしれない。
 
過去作を観て「君の名は。」まで辿った。それぞれの作品が「君の名は。」の中に生きているのが見て取れる。新海誠の集大成、ベスト・オブ・新海誠。それが「君の名は。」ということになるのかな。いや、やっとスタートラインに立てた、始まりの作品なんだと思いたい。
 
 
hiroでした。