WOWOW鑑賞

 
二度目の鑑賞で大好きな作品になりました!
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ホリデイ
 
監督・脚本・製作:ナンシー・マイヤーズ/音楽:ハンス・ジマー
出演:キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット/ジュード・ロウ/ジャック・ブラック/イーライ・ウォラック/エドワード・バーンズ/ルーファス・シーウェル/シャニン・ソサモン
 
失恋の傷の癒えないアイリス(ケイト・ウィンスレット)とアマンダ(キャメロン・ディアス)。ネットで知り合った二人は、ロンドンとLAのそれぞれの家を2週間交換することにする。ロンドンに来たアマンダは酔ってアイリスの兄グレアム(ジュード・ロウ)と、LAに来たアイリスはアマンダの元カレの友人マイルズ(ジャック・ブラック)と出会う。
 
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初見ではないけれど、これ、こんなに面白かったのか⁉︎ めちゃ好きなんだけど!
 
表情、衣装、ポーズ、下ネタ…そうゆうものに頼らない、正統派コメディ。シチュエーションや会話で笑える感じが実にうまい。
 
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二人の女性を中心にそれぞれの恋のお相手を交えたほぼ四人劇。ラストまで顔を合わせない二人ゆえに、二つの話がオムニバス進行しているかのよう。でも実はひとつの話なんだと、アイリスを挟んでの電話の会話で気付かされる。愛を失った二人の女性が幸せを見つけるまでの物語。この構造、完璧。
 
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まったく違う二人の個性。真面目だけど溜め込むタイプのネガティヴ女子アイリスにケイト。終わった恋を忘れられない。あまり印象にないコメディエンヌぶりを披露。サバサバ・ポジティヴ系男前女子アマンダにキャメロン。次の恋への切り替えは早い。コメディは十八番。年齢的にも出まくるフェロモン。
 
典型的ダメ男に代わる二人の男が理想的すぎ。恋に深入りできないワケがあるグレアム。そこにいるだけで周りをハッピーにさせるマイルズ。ロウとブラック…ベストなキャスティング。実は二組とも、ポジティヴ・ネガティヴの組み合わせだと、今回気づいた。

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ハリウッドネタの面白さはテッパン。フランコ&ローハンの「出演」には歓喜。ビデオレンタルシーンは、映画音楽好きにはたまらない。本作音楽担当ジマーもブラック話芸に取り込まれ…あ! あの大物俳優までも!
 
クリスマス映画に分類されることが多い。実は、その前後の出来事というだけでクリスマス的演出はなし(笑)。
 
英米の空気の違いがうまい。会話劇中心の正統ラブコメなのもよい。近作、「マイ・インターン 」に先日感じ入ったばかり。ナンシー・マイヤーズ、ただ者でない。
 
 
 
hiroでした。