HDD鑑賞


フランク最後のトランスポーター
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トランスポーター3

アンリミテッド


監督:オリビエ・メガトン/脚本:リュック・ベッソン/ロバート・マーク・ケイメン

出演:ジェイソン・ステイサム/ロバート・ネッパー/ナタリア・ルダコーワ/フランソワ・ベルレアン


休暇中のフランク(ジェイソン・ステイサム)の家に暴走車が突っ込んでくる。瀕死の運転手はフランクがある男に紹介した若手の運び屋だった。彼を乗せた救急車が発進すると爆発炎上。フランクが事故車の後部座席にいた赤毛の女ヴァレンシア(ナタリア・ルダコーワ)を問いただしていると見知らぬ男が現れ…。


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最後も脱ぐ!

フランクは裏切らない!

スーツの着脱バトルは完成系。大暴れしてもジャケットは汚さない。カッコよすぎじゃん。ツルツルがなかったのは寂しい。


運ぶのは謎の女。1作目っぽい。背景にあるのは国際環境会議。2作目っぽい。核廃棄物絡みの誘拐事件で、フランスからウクライナへ。スケールが大陸的。


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車から離れたら爆発するブレスレットが嵌められる。フランク絶体絶命のピンチ。シリーズ最大の緊張感。ゆえにコント枠が釣り船のみ。ツルツル封印同様、寂しいところ。


フランクの恋まで絡む。タルコーニ警部(フランソワ・ベルレアン)も釣り船以外は真面目に勤務。なんか別の映画的。だけどもカーアクションはシリーズ最高。まさか、電車の上を…あれがコントだったのか⁉︎


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ステイサム&ベルレアンのコンビは鉄壁。オープニングとエンディングが二人のショートコントなのだから、抜群の信頼。シリーズの顔。


敵役ロバート・ネッパーは、アイテムがフランクを追い詰めたものの本人の強敵感はなく、キャラも弱い。前作のマッドナースレベルの相棒も欲しかった。


マドンナ、ルダコーワは、レプリカント系メイクで個性派。好みは分かれるところだが、あの面倒くさいキャラ、hiroならパス。首の後ろの「安」はなに?


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監督が「96時間 リベンジ 」「96時間 レクイエム 」のオリビエ・メガトンにチェンジ。なるほど、格闘、カーチェイスとテイストは似ている。


前にも書いたが、実はシリーズ初見が本作。で、今回、改めて1から見直してみた。で、真面目にピンチなのにスタイリッシュに切り抜けてしまう主人公フランクに魅了された。


カーチェイスは新作のたびにグレードアップ。ストーリーもスケール、緊迫感とも上昇の一途。残念なのは、反比例するようにタルコーニを交えたコント部分が減っていったこと。それと敵が弱いことくらいかな。

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ツッコミどころはあるものの、シリーズ通してテンション維持。大変楽しませていただいた。こんなに面白いシリーズを放置していたことが悔しい。


リプート版新作が発表されている。主役はステイサムではないらしい。どんなフランクを魅せてくれるのか、楽しみ。



hiroでした。