2本目(1月19日鑑賞)
まさかの続編!
還暦リーアムの生身アクション!
96時間 リベンジ
監督:オリヴィエ・メガトン
制作・脚本:リュック・ベッソン
脚本:ロバート・マーク・ケイメン
撮影:ロマン・ラクールバ
音楽:ナサニエル・メカリー
出演:リーアム・ニーソン/マギー・グレイス/ファムケ・ヤンセン/ラデ・シェルベッジア
やっぱり観に行ってしまった(笑)
誘拐された娘を奪還すべくパリに乗り込み、人身売買組織を壊滅に追い込んだブライアン(リーアム・ニーソン)。
元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と娘キム(マギー・グレイス)との仲も、事件後、次第に修復へと向かっていた。
要人警護の仕事の後、レノーアとキムの二人を現地イスタンブールへ招き、久しぶりの3人の休暇を過ごすことになるが、そこにはパリの事件で家族をブライアンに殺された組織の罠が待ちかまえていた。
今回はレノーアも巻き込まれ。
先日、前作 のDVDレビュー時に、続編も同じ展開なら観なくていいかも、のようなことを書きました。
うむ。確かに同じ展開。だけど、今回は視点が違ったから、感じが違いましたね。
前作は何者かわからない敵を追い詰め、結果的に壊滅させてしまう。
逆にいうと組織のほうが何者とも知れないオヤジに追い込まれていました。
今回はオヤジのほうが狙われてるんですよね。
完全オヤジ視点のアクション映画から、俯瞰して事件全体を眺められるミステリー映画になった感じ。
その分、物語のスピード感が緩めになってるかな。
大々的にファミリー全員が絡むのも違う点。
全回、ロスで心配しながら待ってるだけだった元妻も拉致され、命の危機にさらされます。
そして前回、なすすべなく捕まっていた娘が、今回は大活躍。
教習所仕込みのドライブテク(笑)で、イスタンブールの街を疾走して、親バカオヤジをサポートします。
オヤジの単独戦からチーム戦になったのも、流行の手法なんですかね。
一度は捕まるブライアンはプロゆえ簡単に脱出。
問題は素人のレノーア。
悪役設定もやや弱い。脱出もあっさり許してしまう。
ブライアンの凄さはもうご存知のはずなんですけど、その辺、詰めが甘い。
強敵もいない。いや、これは前からでしたね。
前作では船内のナイフの使い手くらいでしたか。
今回は最後の方で戦う格闘家。
ヨーロッパの浴場なのでしょうか、円形の台座の上での肉弾戦が展開。
レスリングでも始まるのかと。
ちなみにここで戦ったお相手、リーアム・ニーソンのマーシャルアーツのコーチらしいですよ。
黒幕のハートも弱い。
最後に一人残されると、ブライアンの降伏勧告にあっさり降参。
で、意味ありげに捨て置かれた拳銃を拾い、背を向けたブライアンに向い。
父ちゃんの7つ道具を駆使してのサポート。
ここは見応えあり。
相変わらず凄いのはオヤジの危機管理能力。
拉致されてどうしよう、って時にあらゆるものを使って、現在位置を確認しようとするんです。
時計の秒針、外の音、キムに協力してもらってホテルからの距離を測る。圧巻です。
あと、リーアム・ニーソンの生身のアクションも健在。
CGやワイヤーに頼らない格闘シーンは、とても今年60歳におなりになるとは思えない。
あと、イスタンブールってきれいですね。
ロケーションがよかった。
「007 スカイフォール 」でも使われていましたね。
「パパとママはこれから拉致される」と携帯でキムに伝えるシーン。
このセリフも前作からのネタですね。
携帯は、ラスボスを探すところでも、とてもうまく使っていました。
アイテムの使い方が光ってましたね。
よかったの? 悪かったの? と問われれば、「まあ観ても損はないかな」という感じ。
前作は観ておくにこしたことはありませんね。
パンフレットを購入して初めて知ったことが2点。
キム役のマギー・グレイスは、「トワライト サーガ ブレイキング・ドーン PART1・PART2」にも出演。
まあ「トワイライト」のシリーズは観ていないので、「売れっ子さんなんですね」くらい。
で、奥様のファムケ・ヤンセン。「X-MEN」のジーンだったのですね。
前作観たときからまったく気付きませんでした。
んでもって疑問も少々。
サム(ブライアンのCIA時代の同僚)って、どんだけ大物?
ゴルフしながら、ブライアンの危機を救っちゃうんだもん。
それと、パリのジャン・クロード。
前作で散々ブライアンに迷惑をこうむって、今回は組織に拷問ですか?
しかもその後の彼の消息が捨て置かれている。
ジャン・クロードはどうなった? だれか教えてください!
「96時間 ジャン・クロードを探せ」
…次回作はこれだね(笑)
あ、あ、それと、今回は「96時間」というタイムリミットは一切関係ありません。
前作の邦題決める時、まさか続編ができるとは思ってなかったんだろうな~。
hiroでした。
この日、もう一本観てますよ。