6本目(1月25日鑑賞)

信じる少女と信じられない男
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アニー

監督・脚色・プロデューサー:ウィル・グラック/脚色:アライン・プロッシュ・マッケンナ/プロデューサー:ジェイダ・ピンケット=ウィル・スミス/ショーン“ジェイ・Z”カーター
出演:ジェイミー・フォックス/クワベンジャネ・ウォレス/キャメロン・ディアス/ローズ・バーン/ボビー・カナヴェイル/アドウェール・アキノエ=アグバエ/デヴィッド・ザヤス

毎週金曜日、自分が捨てられたレストランの前で両親が現れるのを待つ孤児アニー(クワベンジャネ・ウォレス)は、元歌手で今は落ちぶれているハニガン(キャメロン・ディアス)と親のない4人の子と共に暮らしている。ある日、車にひかれそうになったところを、市長選に立候補している通信会社の経営者スタックス(ジェイミー・フォックス)に助けられる。選挙戦で苦戦していたスタックスだったが、アニーを助けた動画がネットに流れると支持率が上昇。一人でいることを愛するスタックスだったが、選挙のために孤児のアニーと一緒に暮らすプランが持ち上がる。

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前作も舞台も未見。ミュージカル映画は好きで「レ・ミゼラブル 」には感動したクチ。かなりの期待値で鑑賞。悲しい話ではない(そのくらいの知識はある)ので、楽しい時間が過ごせる。

オープニングからアップテンポのインストが「トゥモロー」だと気付き、ワクワクスイッチオン。

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子供達が目を輝かせて歌う。反則レベルの可愛らしさ。クワベンジャネちゃん(長い~)はうまい。その他の子、決してうまいわけじゃないのが、またいい。名曲トゥモローはクワちゃんがじっくり聴かせる。

ジェイミーさんのハイトーンが素敵。略歴見て「レイ」で主演男優賞だったことを思い出す…というか「そうだっけ?」レベルの記憶力衰退に落胆。

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スタックスの秘書役ローズ・バーンに恋をする。スーツ姿の彼女のダンスにシャル ウィ ダンス?…しまった! 踊れない!

やられました、キャメロンには。そこまでやるかの自虐ネタの数々。連打連打、打つべし、打つべし。ただの意地悪おばさんかと思…未見の方のために内緒。ブロンドのセクシー姐さんは、今や大女優の仲間入り。

お久しぶりのMJF。元気な姿にホッとする。その他MK、AK、歌姫Rなど大物カメオ多数。

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話がいい。わかりやすい悪役秘書がよい。彼がいるから大団円。スタックスがアニーに心を開く流れも自然。FB、ツイッター、ブログ、動画サイトなどアイテムの使い方もうまい。オリジナルにはないはずのこれらアイテム。オリジナルではどうなっているのか、気にかかる。

ただ、期待が大き過ぎて「いい映画」で収まった感。ミュージカルが元でミュージカルな造りになっているけど、違和感。この違和感「舞妓はレディ 」と同じ。セリフがリズムに乗る、会話が音楽になる、いつの間にかBGMが絡んで歌になる…それがミュージカルかな。場面に音楽が流れ「おっ、来るぞ」と構え、そして歌が始まる。セリフを歌に替えただけ?、と。ちょっと違うと思うのはhiroだけ?

裏切られ続けても人の優しさを信じたい少女。裏切られることを恐れて人との接触を絶ってきた男。二つの孤独な魂が出会った時に幸せのフィナーレが訪れる。



hiroでした。
昭和から戻ってまいりました!


脚本7 映像7 音響7 配役8 他(音楽)7

36/50