HDD鑑賞

 
公開時の衝撃、未だ色褪せず。
image
トイ・ストーリー

監督:ジョン・ラセター
脚本:ジョス・ウィードン/アンドリュー・スタントン/ジョエル・コーエン/アレック・ソコロウ
音楽:ランディ・ニューマン
製作総指揮:エドウィン・キャットマル/スティーヴ・ジョブズ
VC:トム・ハンクス/ティム・アレン/ドン・リックルズ/ジム・ヴァーニー/ウォーレス・ショーン/ジョン・ラッツェンバーガー/アニー・ボッツ
日本語VC:唐沢寿明/所ジョージ/名古屋章/永井一郎/三ツ矢雄二/大塚周夫/戸田恵子

引っ越しを控えたアンディの家では、さよならパーティーが開かれていた。子ども部屋には、リビングに積まれたプレゼントの中身を戦々恐々と見守るアンディのおもちゃたちがいた。
新しいおもちゃがアンディのお気に入りになれば捨てられるかもしれないと不安がる、しゃべるカウボーイ人形ウッディ(VCトム・ハンクス/唐沢寿明)らの前に現れたのは、最新のスペースレンジャー人形バズ(VCティム・アレン/所ジョージ)だった。
アンディのお気に入りになるばかりか、おもちゃたちの人気者にもなったバズ。面白くないウッディはバズに冷たく接する。
 
サイレントからトーキー、そしてカラーになった映画。それぞれ転機になった時代がある。1995年の本作の登場。初の本格的フルCG劇場用長編アニメーション。これは映画史に残る一大事件。なぜCGなのかと、初めは懐疑的。なので劇場では観ていない。激しく後悔。
 
おもちゃである。だれもがかつて持っていた。彼らが動き出す。素敵じゃないですか。
おもちゃが冒険する。あらゆる機能を駆使して。あらゆる家財道具を駆使して。子供の足で徒歩1分の隣家。おもちゃたちには大冒険。あらゆる危機が待っている。
さらに彼等は旅をする。ピザ・レストランへと旅をする。危険度倍増。道路をおもちゃが渡る。奇想天外。ハラハラドキドキ。
 
CG映像の衝撃だけじゃない。誰もが経験した想いがある。時代が変わっても、今の子どもたちも同じ想い。年齢に関係ない共感。絶妙な脚本。
おもちゃは意思を持つ。自分たちの未来を知っている。切ない。だから彼らは今を生きる。今を楽しく生きようとする。
 
自分はアンディだったか、シドだったか。おもちゃを大切にしてきたかな。不安に、なりません?
 
製作総指揮にスティーブ・ジョブズが名を連ねる。アップルを追い出された彼が、私財を投じてピクサーの経営に参画。ピクサーがディズニーから受注したアニメーション製作に心血を注いだ。その様子、先に公開された映画「スティーブ・ジョブズ 」では語られていない。映画会社の関係。

 

 

これが名作たる所以、実はもうひとつ。ご存じのとおりこれは3部作。最後となる3作目に、とてつもない感動が待っている。それは機会があれば。
 

 

 
hiroでした。