2024・米 ★★★☆☆(3.2)
監督:ジェレミー・ソルニエ
出演:アーロン・ピエール ドン・ジョンソン アナソフィア・ロブ
2020年の撮影開始予定が、コロナの為に延び延びに…。
その間に紆余曲折があり、アーロン・ピエールが主役に抜擢された。
映画部門のベスト10で皆見ている感じだったので見た。設定は良くある話なのだが…。
Netflix。
黒人で元軍人のテリーは、麻薬所持の軽犯罪で捕まった従兄弟の保釈金を支払う為に
自転車で隣町へ向かっていた。
が、パトカーに後ろから当たられて転倒してしまう。
白人警官は、停止しろとの命令を無視したとして、IDや持ち物検査を始める。
バッグに入っていた保釈金等の数万ドルを押収されてしまった。
どうしても今日の5時までに保釈金を持って行かねばならないのに…。
腐敗した地元警察の実態を知る裁判所書記官のサマーが見るに見かねて
協力してくれると言うが、何と警察署が運営資金を稼ぐ為に押収と称して
市民から金を巻き上げていると知る。
テリーは激怒し、バーン署長達に立ち向かう事を決意するのだったのだが…。
<日本語字幕は無いのだけれど>
悪徳警官のみならず、悪い奴らはずずぃ~~と上の方まで…。
で、その上の人達すら、予算が削られてどうにも行かない為に苦肉の策だと…。
警察が公然と強盗しとるのと同じなんですけど…。
ホンマにそんな場所は、あるのか?
(大勢の警官の中には悪い奴もいるだろうけれど、街ぐるみとなると…どうすんべ?)
そんな警官に自転車ごとはねられて、持っていた大金を取られたテリー。
早くこの場を丸く収めて、お金を裁判所にもっていかないと従兄弟の保釈金が払えない。
しかも、手を出してこないと見定めると、明日の9時に本来なら出来ない
面会をさせてやると…所長が約束する。
が、移送が早まったと既に従兄弟はバスに乗せられ走り去った後。
其れを追いかけ、窓越しに少し話が出来たが…何と其れが彼に会えた最後だった。
刑務所に送られた従兄弟は滅多刺しにされてしまった…。
助ける筈の従兄弟を殺してしまった悲しみとそれを阻止した所長への怒りが…。
本作の良い所は↑何と言っても彼。「アーロン・ピエール」氏。
あんまり記憶にないが「オールド」に出てたそう。確かに出とるがまだ分からん。
事を荒立てない、先ず物事をたて直し考えてから動く…そんなお方。
(従来のアクション作品の主役とは真反対)
しかも元海軍の退役軍人。海軍で何を?気になる所やん。
MCMAP(Marine Corps Martial Arts Program)(本作には短縮語が飛び交う)
MCMAPとは、素手で戦う近接戦の戦闘システム。
テリーは、海兵隊でMCMAPの教官をしていたのですんばらしい戦いぶり。
派手なカーチェイスや銃撃戦、爆破等は無いのですが、舞う様に闘う。
本当にメチャメチャカッチョヨスのなのです。
相手の警官は脳みそないんか~いという程、銃をぶっ放すだけ。
↑この後、両手を頭の上にと言われて万歳のポーズを取るとテーザー銃を撃ち込まれるが
普通だったらビリビリと痺れちゃう所を素早く引き抜いて対処しちゃう。
(知性的にすら見えるのよ~ン)
私は、無駄な動きはせずに闘うファイティングが好きなので、派手に吹っ飛んだりしない
本作のアクションシーンが好きだった。
時折見せる海軍魂みたいなのも入れつつ、戦っていくのだが…。
<何処かで見たで~とずっと考えていたが。テリーに唯一協力してくれるサマー>
チャリチョコのあのおしゃまな女の子ですやん。
「アナソフィア・ロブ」氏。何と30歳って、えぇぇっぇですよね?
(まぁ、チャリチョコが2005年ですから…そりゃ~ね。私は「ウィッチマウンテン」が)
訳ありな彼女の役処を演じてました。
<憎き所長は「ドン・ジョンソン」氏>
最近は娘ッチの方が有名かも「ダコタ・ジョンソン」氏。
タダラストが、スカッと爽やかか?と聞かれると、ニンマリ笑う程度なのがねぇ~。
この手の作品は、スカッとしたいと思わないかい?
監督は「グリーンルーム」等の「ジェレミー・ソルニエ」氏で嫌いじゃないけど
ソコソコって感じなんだよね~。(其れが持ち味なのかも…知らんけど)
まぁ、テリーの戦いぶりを見るだけでも良いんじゃないかな?
主役の「アーロン・ピエール」氏はこれから来るんじゃないかい?
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