2022・米 ★★★☆☆(3.9)
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ブレンダン・フレイザー セイディー・シンク ホン・チャウ タイ・シンプキンス
ダーレン・アロノフスキー監督が、劇作家サミュエル・D・ハンターによる舞台劇を映画化。
同性の恋人と暮らす為に家族を捨てた男が自らの死期を悟り、疎遠になっていた娘との
絆を取り戻そうと試みる。
体重270キロを超える主人公をブレンダン・フレイザーが演じ、セイディー・シンク、
ホン・チャウのほか、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートンらが共演。
(シネマトゥデイより抜粋)
見放題になったので、手を伸ばして見たものの…。何だか他人事では無い様な…。Hulu。
40代のチャーリー。
ボーイフレンドのアランを亡くして以来、過食と引きこもり生活を続けたせいで
健康を損なってしまう…。
アランの妹で看護師のリズに助けて貰いながら、オンライン授業の講師として
生計を立てているが、心不全の症状が悪化しても病院へ行くことを拒否し続けていた。
自身の死期が近い事を悟った彼は、8年前にアランと暮らす為に
家庭を捨ててから疎遠になっていた娘エリーと再会するが、彼女は学校生活や
家庭に多くの問題を抱えていた…。
<最後の5日間を見る>
実際にはもっと太って、ベッドに寝た切りで家から出せない人のドキュメンタリーとかが
あったりするけど…。
チャーリーは歩行器を使うと自力で何とか歩ける。
でも、笑っても呼吸困難になっちゃう感じで、かなりヤバイ。
オンライン授業でエッセーを指導する講師として生計を立てているが、自分の画像は
写らない様にしている。
彼を唯一心配してくれるのは、チャーリーが家族を捨てて愛した彼氏のアランの妹リズ。
リズは養女だと話していたから、兄とも血の繋がりはあるのか分からない。
そしてリズの養父は新興宗教の教祖らしい。
リズはその宗教をメッチャ嫌っている様だ。
だが、兄は恋仲になった事で父や教会から受けた仕打ちに耐え切れずに自殺してしまった。
チャーリーが病的肥満になったのも、アランを亡くした悲しみから逃れる為の
暴飲暴食が原因だった…。
そんなチャーリーの家にリズ以外の人物が2人やって来る。
1人はリズが死ぬほど嫌っている新興宗教の宣教師のトーマス。
もう1人は、会う事が許されなかった娘のエリ―。
余命幾ばくもないチャーリーの取った行動とは…。
<憎まれ口をきいてもチャーリーの面倒を見るリズ>
病院に行くべきと何度も言うリズだが「保険も無く、金がない」という理由で
家から出る事のない生活をしているチャーリー。
それを真に受けて、リズはチャーリーの為にと尽くして来たのに…。
<一見何の関係が?と思うトーマス>
執拗にチャーリーの事を心配する。
<問題児に育ってしまったエリー>
でもエリーは素晴らしい子と言い放つチャーリー。
まぁ、イチイチグサッと来る言葉をチャーリーに言っちゃうのは観ていて辛い。
(自分を捨てたパパだけど、もう死んじゃうんだよって、言ってあげたくなる)
こんな風貌だけれど、何故か皆心の底から嫌いになれない人。
劇作家サミュエル・D・ハンターが2012年に発表した同名舞台劇が原作。
だからワンシチュエーションで描かれているんだね。
チャーリーの自宅のみ。
(アランの部屋もそのままで綺麗に片付けられていた)
涙は出なかったけれど…。
ちょっと「ギルバート・グレイプ」のかぁ―ちゃんを思い出したりして。
そして「痩せねばなぁ~」と…。
細かい内容を書いている様で、核心部分は避けてますから…。
観たいなぁ~と思った貴方様は、是非に…。
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