2020・ギリシャ・ポーランド・スロベニア ★★★☆☆(3.9)
監督:クリストス・ニク
出演:アリス・セルヴェタリス ソフィア・ゲオルゴヴァシリ アナ・カレジドゥ
人々が記憶喪失に陥る病気がまん延する世界を舞台に描くヒューマンドラマ。
記憶を失い、治療を続ける中で新たな日常に慣れつつあった男性が、
忘れた筈の記憶の断片を突然思い出す。
クリストス・ニクが監督と脚本を手掛け、女優ケイト・ブランシェットが
エグゼクティブプロデューサーを担当する。
アリス・セルヴェタリスをはじめ、ソフィア・ゲオルゴヴァシリ、アナ・カレジドゥらが
出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
ずっと前から気になっていた作品。気にはなっていたのだが、見放題になっても
手を伸ばさずにいたが…。U-NEXT。
記憶喪失をもたらす奇病が流行している世の中。
ある日突然記憶を失った男。
普通なら、捜索願等で家族が迎えに来るケースが多い中、IDも持たず誰なのかが
全く不明な彼は、病院の治療の為の回復プログラム「新しい自分」に参加する。
彼は毎日送られて来るカセットテープに吹き込まれた内容をもとに「自転車に乗る」
「仮装パーティで友達を作る」「ホラー映画を観る」等の様々なミッションをこなしていく。
そんな中、男は同じく回復プログラムに参加する女と出会い、親しくなっていく。
男が新しい日常に慣れてきた頃、彼はそれまで忘れていた、以前住んでいた
番地をふと口にする。
新しい思い出を作る為のミッションによって、男の過去が徐々にひも解かれていくが…。
<この発想だけでも面白い>
あらすじと予告編だけで、後は何も言いたくないし、知らずに見た方が良い。
何とこの作品をおかわりして続けて見た。確認したかった事もあるし、何か面白い。
ガハガハ笑うとかは無いのだが…。
<このテストにも笑ってしまった>
やっぱり、どのシーンもクスッと笑う…。
ホラー映画を見ている時に、怖いからと大袈裟に椅子に隠れる女性にはドン引きだが
彼女もプログラムを受けている人と分ると「しょうがないよね。でも真面目か!」って
言いたくなる。
どういう意図がテープの指示にあるのかは全く分からんが、どれも奇天烈な指示。
入院していた時、記憶が戻った人は?の質問に「皆無です」と答えていたので
治らないけど、頑張るしかないっていう話なのかと思いきや…。
意外な事から思い出す事に…。
其れは見ないと分からない。
哀しい記憶だけ失うことはできませんか?と言うコピーに思わず頷く。
そして、やっぱりクスッと笑う。
多分、静かだし、退屈なお方もいるだろうけれど。
世界感のお約束が飲めた貴方様には、きっと気に入る事間違い無し。
この作品がギリシャの新鋭「クリストス・ニク」氏の長編初メガホンとは…。
忘れないうちに何処かに書き留めておかなくては…。
最近本当に忘れる、忘れるスピードが速くて、覚える事が出来ない。
もしかしたら、私の脳みその中身は何にもないのかも。
このプログラム受けるべきかな?え?病気が違うって…?ふぇふぇふぇ。
好きなタイプの作品。emiさん、ヒットでした。有難う。
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