2023・邦画 ★★☆☆☆(2.3)
監督:立川譲
声の出演:山田裕貴 間宮祥太朗 岡山天音
雑誌「ビッグコミック」で連載されていた石塚真一の漫画「BLUE GIANT」を
原作にしたアニメ。
ジャズに魅了されてテナーサックスを始めた青年が、バンドを結成して
日本のジャズシーンを変えようとする。
監督を務めるのは立川譲。
チック・コリアやスタンリー・クラークなどの有名ミュージシャンとも共演している
ピアニストの上原ひろみが音楽を担当している。(シネマトゥデイより抜粋)
お世話になっている「ゆたちゃんさん」も原作を読んでいると聞いていたので
興味があったアニメ映画。早くも見放題に。Netflix。
仙台に暮らす高校生・宮本大。
ジャズに魅了され、毎日1人河原でテナーサックスを吹き続けてきた。
卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。
玉田は大学進学の為に東京に出て来ていたのだ。
ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。
大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり
3人組バンド「JASS」を結成する。
楽譜も読めず、ただひたすらに全力で吹いてきた大。
幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。
そして初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して
日本のジャズシーンを変える事を目標に、必死に活動を続けていくのだったが…。
<俺は世界一のJAZZプレイヤーになる>
「音楽の聴こえて来る漫画」と聞いていて、メッサ期待度が上がった作品。
私自身は、漫画は未読で予告編も見ていない状態で見たのだが…。
一番映画にしやすい「東京編」だけを抜粋してアニメが作られている為
どれ程、凄いJAZZに出逢ったのか?どれ程の衝撃を受けたのかが分からん。
ロックとかヘビメタなら、ガツンと来たのだなと分るけれど…。
JAZZとなると、ちょっと変わって来る。色々な種類もあるし…。
しかも、物凄い量のコレクションのJAZZレコードの中から、選んだ1枚の演奏者を
さらりと言い除ける。
それ程聞いたのか?とか、全く分からん。しかも、サックスやり始めて3年とか。
「仙台編」が描かれていないと宮本大を知るには無理がある。
映画の方が、音が出るだけに描きやすいと思ったのだが、どうやら違う。
演奏部分は、悪いけれども画面を見ずに聞いていたかった。
だって演奏している絵面は退屈だったんだもん。
この辺が残念だがグッと来なかった部分。
客達が手拍子を打っているのを見て…、え?となった。
JAZZのライブで、曲に合わせて手拍子うつかい?(演歌かい?音頭かい?)
そんな細かい事言わんでもと言われるかもしれないが、もうそれだけで冷めた。
JAZZって、皆で楽しむと言うより、個々で楽しむモノだと思っているから…。
観客はあくまでも、聞きに行く、演奏に酔いに行く、そんな感じ。
皆で一つになって参加したりしない。(私の考えは違うのかな)
JAZZは、今でもちょっと苦手意識がある。
それは正解のない音楽だから。
日々成長して行く音楽な故、最終的には絵画の様に好きか嫌いに分かれるんじゃ?
私が良いと思っても「在り来たり」なソロ演奏に感じる人もいる。
だからこそ、音の出ない漫画でこの作品は成功したのではないかな?と思ったのだが。
吹き替えも、全く顔が浮かんでこなくて良かったのだが…。
私にはまだまだ敷居が高かったのかもしれないなぁ~。
お子ちゃまだと言う事なのだろう…。きっと…、だから映画の良さも分らなかったのか…。
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