1972・邦画 ★☆☆☆☆(1.8)
監督:森一生
出演:勝新太郎 森繁久彌 大谷直子 三國連太郎 高橋悦史
1960年代後半以降、勝自身の独立プロ設立。
大映の経営悪化に伴い、第21・22作では勝プロ製作、ダイニチ映配・配給の形で
生み出された、この「座頭市」シリーズ。
71年末にいよいよ大映が倒産した後、勝プロが新たに東宝と提携して
発表したのがこの第23作。
単に時代劇が見たくて、文太さんの「木枯し紋次郎」を見たのだが、何かしっくりこず、
本作を続けて見る事に。内容は兎も角、やっぱ落ち着く。U-NEXT。
身重の女性がやくざに襲われているところに偶然出くわした盲目の渡世人、座頭市。
そのまま産気づき、市の協力で赤ん坊が生まれた直後、女性は息を引き取る。
市は彼女が、今わの際に言い残した、赤ん坊の父親・佐太郎を求めて、塩原へ…。
だが、目指す相手は8年前に家を飛び出したきり行方不明との事。
市はやむなく赤ん坊をその妹の八重に預ける。
そんな折、札付きのやくざ・鳴神の鉄五郎が塩原に乗り込んで来て人々に
非道な仕打ちを繰り返すのだったが…。
数ある「座頭市」シリーズで、何故これをチョイスしたかのは、出演者がゴージャスだった為。
(そうそう内容がいっつも通りのモノでも、見応えがあるかな…と)
まぁ、普通でしたが、文太さんの「木枯し紋次郎」に比べたら、やっぱ「勝新」を取るな。
三国様は、どっちかと言うと顔が憎たらしいけど、本人は強くないので雇った浪人とか
数で勝負でさぁ~。
高橋様も浪人役で、かなりの腕前だが、市と勝負したいが為に逃がしてやったりと…。
ちょっと勿体ないな~と思ったのは、森繁様が一寸ばっかしカッチョヨイ所を見せて
切られて終わりなのがね。
勿論、賭場のシーンも御座いますけど、ツボ振りの姐さんが立膝をして…色仕掛け。
でも「姐さん、私にゃ~見えませんから無駄です」って…。
一番びっくりしたのは、市さん産婆になるシーン。
「良し、やって見ましょう」って生まれたてなのにパッチリお目目が開いてるって。爆!
まぁ、当時はどんな感じで上映されていたかは知らないけれど。
このシリーズも観ない事には…、って方々が楽しみにしていた事でしょうが…。
こんな風に配信で、次々見れるとなると「いっつも同じパターン」なのが余計に分る。
それ故に酷評も多いけれど、1本選べと言われたら「コレ」と言う方も多し。
どの辺に、そんな魅力があるのかしら。(未熟者故分かっていない)
それでも、市さんの殺陣は好きだ。
たまには、市さん見ませんか?ぷぷぷ~。
今週末にかけて用事が一杯で、その準備もあるので今週はサクッと軽めに
行きたいと思います。(週明けからは…うっしししし)
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