2015・邦画 う~~ん。
小野不由美の小説をもとにしたホラーオムニバス。
一晩で100の怪談を語ると本当に怪異が現われるという「百物語」の伝説になぞらえ、
99話までを収録した小野の怪談集「鬼談百景」の中から、10エピソードが映像化された。
本日はオムニバスの為に作品ごとに紹介致します。
kagamikoさんがマダマダ暑い残暑に如何ざんしょ…と紹介されて作品。見た事ないと
思って見たが、以前見た。(ホンマにもう!な、ボケ茄子ぶり)U-NEXT。
<追い越し>
監督:中村義洋 出演:岡山天音 藤本泉 森崎ウィン 吉倉あおい
怪談話が好きな仲間と、深夜、車で心霊スポットを巡っていた2組のカップル。
ある晩、寂しい田舎道を1人で歩く女性を発見するも、あまりの不気味さに
声を掛けるのを止めて、そのまま車で追い越したが…。
車のサイドミラーを見ると、青白い顔の女性が車と同じスピードで追ってきていた。
初っ端の作品。何とも負けん気の強い幽霊?で。(爆)こう言うのが続くのか?
<影男>
監督:安里麻里 出演:根岸季衣 山田キヌヲ
仕事の為に、幼い2人に子供を実家の母親に預かって貰う。
昼食を食べ昼寝をさせていると、一緒になってウトウトしてしまう。
突然家の中から大きな音が響いて、目が覚める祖母。
ガラスを叩いていた黒い人物に口をふさがれて…、と言う所で電話の音で目が覚める。
夜娘が帰宅後、その奇妙な夢の話をしていると、夢と同じガラスを叩く音が聞こえ始める。
窓ガラスを割れんばかりに叩く黒い人物。叩き方にコツがあるのかガラスは割れない。
<尾(つ)けてくる>
監督:安里麻里 出演:久保田紗友 田村泰二郎 眼鏡太郎
雨の降る日、学校帰りに公園で、傘もささずに佇む気味の悪い男を
見かけた女子高生。余りにも自分を見つめているので…。
恐くなり、通りがかったお爺さんに助けを求めた。
お爺さんが確認すると男性は、首を吊って死んでいた…。
その後、彼女は時より、身動きをしない人物を見かける様に…。
若くてカッチョヨスならまだしも、気味の悪いオッサンなので始末に悪い。
でも、何にもしない。タダ、その場に佇んでいるだけなので…、まっ良いか。
<一緒に見ていた>
監督:大畑創 出演:淵上泰史 屋敷紘子 重松隆志
一度だけ関係を持った事務員の女性をふった男性教師。
其の事務員が教室で首を吊って自殺しているのが見つかる。
教頭らが警察に連絡する間、遺体の番をする事になったが、男性教師はいたたまれず
隣の部屋で校庭を眺めていたが…。
校庭に死んだ筈の事務員の姿を見え、後ずさった彼の肩には彼女の手が触れる…。
付き合う相手を考えましょう。こんな相手はダメよ、ダメダメ。
<赤い女>
監督:大畑創 出演:高田里穂 中村加弥乃 比嘉梨乃
転校生の歓迎会をしようと、会場になる自宅に行く道すがら、前の学校で流行っていた
「赤い女」の怪談話を聞かせる転校生。
会場ではサプライズパーティーを準備していた他の仲間が待っていた。
盛り上がる様にと転校生から教えて貰った「赤い女」の話を…、すると異変が起こり始める。
準備の為に先にいた子達が「赤い女」に次々を襲われる。
恐がる彼女に転校生は「赤い女」の話を誰かにすれば、話をした人は襲われないと…。
だが、彼女の目の前で転校生は…。
人に話したら、話した人が襲われる。なので、聞いたら誰かに話さないと。
「赤い女」ではなくて「赤い服の女」じゃん。しかも、メッチャアグレッシブルな女だ。
<空きチャンネル>
監督:岩澤宏樹 出演:高尾勇次 石賀和輝
夜中に勉強中、たまたま入ったラジオのチャンネルで、フラれた男の悪口を
延々と話す女の話を聞くことになった男子高校生。
最初は気持ち悪かったものの、あまりの生々しい話に病みつきに…。
彼は毎晩チャンネルを合わせ続けるのだが…。
海賊放送には注意!え?違うの。そんなモノに病みつきになる気持ちが分からん。
<どこの子>
監督:岩澤宏樹 出演:小野孝弘 野村修一
夜遅くまで残業していた2人の教師。先輩に当たる教師が「夜、1人はやめた方がいい」と
意味深な言葉を残し先に帰宅。
残された後輩教師は気味悪く思い、帰る用意をするが子どもの笑い声が
どこからともなく聞こえ始め …。
学校の階段アルアルっぽいお話。夜の学校は気味悪いよね。
<続きをしよう>
監督:内藤瑛亮 出演:石井蓮 酒井天満 安藤千織
その日に限って墓地で遊ぶ事になった8人の小学生達。
そのうち1人ずつ転んでは、怪我をして抜けていくが、必ず誰かが「続きをしよう」と言う。
又鬼ごっこが再開され、誰かが転んで怪我をし家に帰ると抜けて行く。
最後の1人なったのに「続きをしよう」と…。
墓地で遊ぶとは言語道断。転んだら「祟りだ」と笑うが、其れは「天罰じゃ」。
<どろぼう>
監督:内藤瑛亮 出演:萩原みのり 小橋めぐみ 西田薫
近所の子沢山の母親のお腹が大きくなり、妊娠している様に見えたが太ったと…。
やがて、そのふくらみは消え、周囲では子供を殺したと噂になった。
その家の子供から、どろぼうが溝に流して自分は死んだと言うではないか…。
母親は、卵巣の病気のせいだったと不気味に笑うのだが…。
子供の活舌が悪くて、台詞がイマイチ聞き取れずに「なんじゃそら」になっちまった。
<密閉>
監督:白石晃士 出演:三浦透子 細川佳央 西山真来
最近、浮気をした彼を部屋から追い出した彼女。
それは良かったのだが、きちんと閉めたはずのクローゼットのドアが気付くと開いている。
クローゼットの中には、元カレが拾った来たスーツケースが…。
取っ手を紐で縛っても徐々に紐が緩まり、クローゼットを開けると青白い女性が吸い込まれる。
翌日、荷物を取りに来た元カレも、スーツケースを開けた途端中に引きずり込まれてしまった。
当然、テープでぐるぐる巻きにして、粗大ごみに出した。
一番怖いのは、元カノだとは誰も知らない…。
小野不由美氏の原作である「鬼談百景」は99話の怪談ばなしが綴られている。
本作は、原作中の99話のうち10話を映像化した形となっている。
(余談だが「残穢(ざんえ)」が100目の話とされる為に本作は姉妹作と言われる)
99話なら、これ位の軽さで丁度いいが、10話のオムニバスで1話も短い。
なので、あっさりし過ぎって感じだし、驚く様な話も無かった。
中高生が肝試し感覚で見る作品かな?
「密閉」が単純明快で面白かったけれど、怖さはないのがなぁ~。
昨今の幽霊は元気一杯なのだね。と、言う感想。
そして驚いた事に「残穢(ざんえ)」が記事に書かれていない。怖くなかったせいだと思うが
今一度見直した暁には記事にしたい。(何時になるかは定かでない)
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