2017・ベルギー・仏・オランダ ★☆☆☆☆(1.3)
監督:ミヒャエル・R・ロスカム
出演:マティアス・スーナールツ アデル・エグザルコプロス
女性レーサーと男性の強盗が恋に落ちるというドラマティックな物語。
ポルシェ、アウディなどの名車の激走や、主人公カップルの意外な運命と共に描いた
エンターテインメント編。
特に終盤の予想できない展開には大いに驚かされる。
これは見ていないと慌てて見たのだが…。いや、見てたな、記事にしてないと言う事は。
さっさと気づけよ、私。U-NEXT。
女性レーサーのビビ。商業がら負けず嫌いな所がある。
ある日、車の貿易の仕事をしているという魅力的な男性ジジから誘われる。
意気投合したは彼とは、スグに恋人同士に…。
しかし、ジジの正体は仲間達と組んで仕事をする、プロの強盗だった。
それを知ったビビは動揺するが、ジジは次の仕事を最後に強盗業から足を洗って
彼女と結婚すると約束する。
ジジと仲間達は、現金輸送車を襲って大金を奪う事に成功するが、
ジジの親友が重傷を負った上に、ジジは警察に捕まって刑務所に入れられてしまい…。
何やろうか、全く1ミリも「リアル」感のない内容でしたが。
映画なんて虚構でしかないのだから、それでも良いのですが…。
読んだ事は無いのですが「ハーレクインの世界」と言うのが、一番近いかな?
呼び名が似ているねって、声を掛けたジジ。
父親に溺愛されているビビは大人のつもりでも、世間知らずのお嬢さん。
レーサーの彼女に明かしてはいないけれども、ジジは巷をにぎわしている強盗の1人。
何度か、軌道修正出来る時があるにも拘わらず、ジジはこれが最後と抜けずにいる。
ビビも薄々感づいていたが、口にはしなかった。
でも、逢うのは何時もビビの家だし、ジジの家の場所も知らない…。
其れでも、今が幸せなら良いと思った。
でも、その幸せの裏では破滅への道が着々と出来上がっていたのだったが…。
こっからが本作マダマダてんこ盛りで御座います。
ビビが健気で、普段なら「馬鹿な女」で終わりだけれど、彼女の「信じたい」と言う思いには
参りましたと言ってしまう程。
ジジも気持ちはそうなんだけれど、孤児院暮らしで何時だって不当に扱われて来た為に
確かなモノへと走ってしまう。
強盗仲間も結婚を考えているジジを上辺では祝福するも、お前が居ないとダメと
抜ける事を許さない…。
びつくりの着地点だが、感動も感激もないし、思わず「あちゃ~」と…。
こう言うダメンズやらせたらピカイチじゃね?マティアスさん。
「アデル、ブルーは熱い色」のアデル役なのに「レア・セドゥ」氏の方が
脚光が当たってしまって、イマイチ思い出すのに「誰やっけ」みたいな感じの
「アデル・エグザルコプロス」氏ですが、本作でも大胆ヌードを披露しております。
まぁ、もうちょっと作品選ぼうぜとは思うけれどな。
ビビになりっ切って、悲劇のヒロイン目線で見ると切ないかな?(私には無理)
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