2021・アイスランド・スウェーデン・ポーランド ★★★☆☆(3.9)
監督:ヴァルディマル・ヨハンソン
出演:ノオミ・ラパス ヒルミル・スナイル・グドゥナソン
アイスランドの人里離れた場所に住む羊飼いの夫婦をめぐるスリラー。
羊から生まれた謎の存在を育てる2人の姿を描く。
第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門「Prize of Originality」を受賞した。
監督・脚本はヴァルディマル・ヨハンソン。
ノオミ・ラパスが主演と製作を務めるほか、ヒルミル・スナイル・グドゥナソン、
ビョルン・フリーヌル・ハラルドソンらが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
わりと早くから見放題になっておったが手が出なかった。Amazonプライム。
アイスランドの山奥にある牧場。
人里離れた山間の土地で牧羊をして暮らす夫婦イングヴァルとマリア。
子供を亡くした過去を持つ夫婦は陰鬱とした日々を過ごしていました。
クリスマスから数日経ったある日の事、2人はいつもの様に羊の出産に立ち会うも、
普通とは違う、羊ではない何かが産まれ驚愕するも…。
その愛くるしさから「アダ」と名付けて、家の中で大切に育てていく。
アダが健やかに成長して行くと共に、止まっていた夫婦の時間も再び動き始め、
家族は幸せを手にしたかに思えたのだが…。
<噂通りの作品だ>
先ず、台詞が少ないし、さりとて説明もないのだが、それが成功している。
もう画面にくぎ付け状態。でもそれは、大体を知っていた情報から、
どうやって生まれて来るのか?何が生まれて来るのか?
生まれて来た「アダ」は赤ちゃんの時から可愛い。
そして、少し大きくなって歩くようになって、その長靴をはいた足の運び具合が可愛い。
でも……。
夫の弟がやって来る。(真ん中)何気に問題を抱えているが、そんな弟でさえ
「アダ」の事を可愛がる。
でも…。
マリアはこの幸せを邪魔するものを排除していく。
でも…。
「アダ」の容姿を考えれば、恐ろしい結末に辿り着くのは分るのだが…。
成長するのを待つのではなくて…。
まさか、見守っていたとは…、私も読めなかった。
もしかしたらこの映画のレヴューには説明などいらぬのやも。
恐るべし、長編初作品の「ヴァルディマル・ヨハンソン」監督。
だって、製作総指揮に「タル・ベーラ」監督の名前が。説明なんて要らねぇ、筈だわ。
←このバナーより、どうか一つ、もうねぇ、落ちるとこまで落ちる所存。
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