2021・邦画 ★★★☆☆(3.3)
監督:飯塚健
出演:中川大志 岡山天音 関めぐみ 森田想 レイニ ゆうたろう
飯塚健監督が手掛けた戯曲を自らが映画化したミステリー。
自殺願望がある人を見抜く能力を持つ自称・小説家の青年が、
思い迷う若者たちに希望を与える。
主演は中川大志。
岡山天音のほか、関めぐみ、落合モトキ、角田晃広、菅原大吉などが共演する。
(シネマトゥデイより抜粋)
見よう見ようと思いつつ、後回しになっていた作品。普通、戯曲の映画化だと
台詞がくどくなりがちだが、さてこれは?Netflix。
自称小説家の剣持聡。
何故か、自殺志願者を見分けられる特殊能力を持つ。
親友の漆原聡。
真反対の性格だが馬が合う。
2人は、ウサギの着ぐるみに身を包んで区立図書館へ向かう。
「絶対に借りられない本」を探すために図書館を襲撃する。
一度は制圧したかに思われた2人だったが、やがて形勢は逆転、捕らえられてしまう…。
数年後、もう1つの事件である「ラジオ局電波ジャック」が起きる。
やがて、2つの事件に隠された謎と悲しい真実が明らかになるのだが…。
<何故俺の小説は売れないだ?分からん>
熱き漢です、剣持聡。面構えも良いし、背も高い、がチトウザいかも。
そういう男が主人公の戯曲の映画化。
台詞回しがどうだかなぁ~、と気にはなったが、彼等はサラッと言ってしまうので
全然くどくなく、反対に面白かった。
一番最初にタクシーの運転手が犠牲になるのだけれども。すっかり丸め込まれてます。
「剣持、政治家、あるいは宗教家になれるよ。」
「人を改心させる時は、どっかの偉人とか不朽の名作の言葉をパクると効果絶大。
出だしと締め括りはオリジナルだけどな、俺の渾身の。」てな具合。
(↑これが大きな声では言えませんが、藤原様がやった時にゃ~)
割とそのパクる部分が、映画の台詞とかが多くてね。
ショーシャンクなんて、2回も出て来た。
芝居の台詞回し風では全然ないのだが、屁理屈大好きみたいな、何の役にも立たない
知識は一杯の中川大志様が良い。滅茶苦茶良い。
タダ、2つの違う話が出て来るのですが。
其処でテンポがどうも狂うと言うか、もう1つ乗れないまま、最後まで行くと言うか。
(多分私だけだと思いますが…)
もう少し、上手く2つの話が続いていると良いのだけれど。
こんなにも若者のが出て来て、色恋なしってのも気持ちいいし。
こんな世の中、剣持みたいな男がいたら、ちっとは変わるんだろうか?
でも、小説は売れないと思うが…。←これも私の想像だ。
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