2022・米 ★★★☆☆(3.1)
監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:ジェイデン・マーテル ドナルド・サザーランド ジョー・テイペット
スティーヴン・キングの小説を、ライアン・マーフィー、ジェイソン・ブラムらが
プロデューサーを務めて映画化。
富豪の老人と友達になった少年が老人の死後、遺体と共に埋葬された
スマートフォンを通じてあの世の老人とつながる。
監督・脚本はジョン・リー・ハンコック。
少年をジェイデン・マーテル、老人をドナルド・サザーランドが演じる。
(シネマトゥデイより抜粋)
暑いのか寒いのか、良く分からんお天気ですが「元気ですかぁ~?」ふふふ、
言ってみただけです。「キング」の名前を見つけたら観ずにはいられない私。Netflix。
小さな田舎町に父親と2人で暮らす少年クレイグ。
母親が亡くなった事は、未だクレイグよりも父親の方がダメージが大きい。
ある日、クレイグが教会で聖書の一説を朗読した事がハリガン氏の目に留まった。
ハリガン氏は街一番の富豪の老人だが、人を嫌い、家族もなく屋敷に1人で暮らしている。
週に3日、ハリガン氏の為に本を読んで欲しいと、クレイグはバイトを頼まれる。
最初は噂を聞いてビクついていたクレイグだったけれど、2人を結びつけたのは、
本と読書を愛する気持ちであった。
長年続く本の朗読を休む事の無いクレイグに、ハリガン氏が珍しく質問する。
「何故、此処に来るのを辞めない。スポーツだとか女の子だとか、興味のあるものは
一杯あるだろうに。週に3日も此処に来たら、遊ぶ暇もないだろう…」と。
けれども、クレイグはハリガン氏が自分の事を楽しみに待っていてくれていると
思うと休む気には全くなれなかった。
そしてハリガン氏からのプレゼントのくじが大当たりする。
その賞金でハリガン氏にスマホをプレゼントする事に…。
クレイグの父親は「きっと受け取らないよ」と決めつけていたが、株式の事が
即座に分ったりと、情報の速さに夢中になってしまう。
2人だけの呼び出し音はハリガン氏のオキニなカントリー曲。
本よりもスマホに夢中になってしまう、ハリガン氏にクレイグが呆れてしまう事も…。
しかし、不運にもハリガン氏は亡くなってしまう…。
思い出に棺桶に眠るハリガン氏のポケットに彼のスマホを忍ばせてしまう。
自分が会いに行く事を喜ぶ人がいなくなり、悲しみに暮れるクレイグだったが
つい、誰にも話す事の出来ない事をハリガン氏にメールしたり、電話で話したりしてしまう。
一方通行だとは分かっているけれど…。
が、不思議な事に暗号の様な返信が…。
父親や神父様に話しても「悪戯だ」と、全く取り合ってはくれないのだが…。
<字幕は無いんですが…>
髭の無いドナルド父さんは、何かげっそり痩せてるように思えるのは私だけか?
まぁ、その分「優しそう」よりも「弱々しく」見えて、役作りなのかも。
上のあらすじからが本作が面白くなっていくのだが…。
キング氏の短編の映画化らしいけれど。
雰囲気はまさしく「キング」らしい感じが満載。
まぁ、其処まで怖くはないけれど…。
<大人と子供の様だが、同級生の高校1年生>
何かにつけて、見た目が弱いクレイグを食い物にする…。
虐められて、思わず「いなくなったら良いのに」とか思うやん。
それをハリガン氏に電話して、心の丈を話してしまう…。そしたら…。
ちゅ~様なストーリー。
言わば「デススマホ」なんか?
でも、クレイグは学校からいなくなって欲しいとは思うが…、其処までは望んでいない。
(↑こういう部分が、凄くキングらしいのよね)
<「IT」の時はまだ幼い少年って感じだったけれど>
もう既に19歳だってよ。本作でも大学生になるので、役と同じ位だよね。
「ジェイデン・マーテル」氏。
(「IT」の時は「ジェイデン・リーバハー」氏だったけれど旧姓らしい)
細いし、背も低いし童顔だし、まだまだ中学生位も出来るんじゃ?
でも、このクレイグは教会で聖書を朗読する程、真面目で誠実な少年。
ハリガン氏が不思議に思う程、バイトを休まない。
ある意味「偏屈」な爺様なのに、何故かクレイグも嫌がらずに積極的に通う。
(中坊の僕ちゃんに「チャタレー夫人」とか読ませてんのよ。)
段々と本当の爺様と孫みたいな関係になって、スマホをプレゼントしたら
爺様病みつきになって、クレイグよりも色々ニュースを知っていたリ…。
でも、クレイグが将来「映画の脚本家」になりたいと言ったら、
爺様は「ロクなもんじゃない」と反対しておったが…。(笑えた)
エピソードがちょいと少なく感じたな。もう1つぐらい見せて欲しかったのと。
ラストがなぁ~。う~~ん、もう一捻り「ニヤっと」させてくれると良かったんだけれど。
それでもクレイグ役がピッタリだったと思うけれど。
お時間がある時に、一寸ゾゾっとするのはDo~でしょうか?そんな感じ。
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