2022・ウルグアイ ★★☆☆☆(2.4)
監督:イスラエル・エイドリアン・カエターノ
出演:ディエゴ・アロンソ カタリーナ・アリヤーガ ネストル・プリエト
ウルグアイ初のNetflixオリジナル映画。
配信ホカホカな為なのか、殆ど情報が無くて…。頑張る爺様作品だったので見た。Netflix。
トーゴーは、駐車場の車の誘導や洗車等で生計を立てる、路上生活者。
片足が少し不自由で引き摺っている。
彼の友人のミルトンは、隣接するブロックで同じ様に働く同僚。
車椅子に乗っているが、自宅はある。
彼らの担当ブロックからそれほど遠くない場所では、麻薬取引ビジネスの
成長のおかげで、暴力が後を絶たない。
ある夜、酔っぱらいの家出少女のメルセデスが此処で眠りたいと…。
翌朝、目覚めるとトーゴーと一緒に働きたいと言う。
土曜日はミルトンが病院の為にトーゴーが彼の区域の分まで働いて分け前をやる決まり。
メルセデスには、最初は断ったが、何かと懐いてトーゴ―の仕事を手伝う様に。
売人のチンピラ達は、トーゴ―に「売人をやるなら、担当区域には手を出さない」と
嫌がらせをするも、若い2人が手を出したのをキッカケにボコボコにしてしまった。
土曜日でもないのにミルトンがやって来ない。
心配したトーゴ―は自宅に行くと「転んだ」と言うが、怪我しており仕事は引退すると。
明らかに売人達にやられた事を察知したトーゴ―は、メルセデスも自宅に帰す。
案の定、依存症のリハビリの為に施設に入っている娘の所にも奴らはやって来ていた。
腕に覚えは有るモノの、既に老人であるトーゴ―。
警察は何もしてくれない事を知っている為に頼れない。自分の身は自分で守るのか?
<雰囲気は分かると思います。>
勝手に「インド産」なのかと思っていたら、珍しい「ウルグアイ産」だと言う事で
「それって何処なの?」って、ちゃんと調べました。中南米で御座いました。
まぁ、多少は説明不足な部分もあるけれど、トーゴ―はスーパー爺様である事は間違いない。
どうやら、元ボクサーだったらしく、兎に角今でもパンチ力は半端ない。
銃やナイフを持つ若者をホンマにボコボコにしてしまう。
脚のせいもあって、多少はやられるけれど無問題。
駐車する車の誘導といっても、数はしれているけれど、洗車や自分の担当区域の
清掃も怠らない。
スーパーから両手一杯に荷物を下げて来た女性の為に車のドアの開閉もしてやる。
親切で、丁寧な対応をする事を皆が知っている人物。
ヤクの売人がテリトリーを広げたいが為にトーゴ―達に嫌がらせをするも、全くひるまない。
怖いもの知らなずのスーパー爺様。
唯一の夢は、娘が退院出来たら、一緒に屋根のある家に住む事。
どうやら、もう少しでその夢も叶いそうだったが…。
後は見てのお楽しみ。
まぁ、其処まで派手な見せ場はないモノの「何じゃこれ!」な作品でもなかった。
私は、スーパーな爺様でもこれ位が「良し」なんじゃないかな?って思うけどな。
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