2021・英 ★★★☆☆(3.9)
監督:ケネス・ブラナー
出演:カトリーナ・バルフ ジュディ・デンチ ジェイミー・ドーナン
俳優・監督・演出家など多岐にわたって活動するケネス・ブラナーの半自伝的ドラマ。
幼少期を過ごした北アイルランド・ベルファストを舞台に、9歳の少年を取り巻く日常と、
激動の時代に翻弄される故郷を描く。
カトリーナ・バルフ、オスカー女優のジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナンのほか、
キアラン・ハインズ、ジュード・ヒルらが出演。
トロント国際映画祭で観客賞に輝くなど、数々の映画賞で高い評価を得た。
(シネマトゥデイより抜粋)
オールモノクロ作品だと勝手に思い込んでいたが、オープニングから数分は
カラー作品で「え?違う作品選んだか?」と言ったん止めて見直した。
それで正解でしたが、少ししたらモノクロで物語が始まる。Amazonプライム。399円。
1969年、北アイルランドの首都ベルファスト。
此処で生まれ育った9歳の少年バディ。
愛する家族と大好きな映画や音楽に囲まれ、楽しい日々を送っていた。
ところが8月15日、暴徒化したプロテスタントの若者が、カトリック系住民への
攻撃を開始した。
以来、同じ街で平穏に共存して来たプロテスタント系住民とカトリック系住民の
対立は激しさを増し、次第に街は暴力と恐怖に覆われていく。
穏やかだったバディの世界は、突如として悪夢へと変わってしまう。
住民全てが顔馴染みで、1つの家族の様だったベルファスト。
この日を境に分断され、暴力と隣り合わせの日々の中で、バディと家族達も
故郷を離れるか否かの決断を迫られるのだったが…。
<全編モノクロではないのだぞ>
本作はキャスト万歳!って感じだった。
↑大口開けて笑って、眼鏡ズレてますがななバーチャンは「ジュディ様」。
一つ一つの動作が「よっこらしょ」って感じなんだが、耳だけは凄く良い。
出稼ぎに行っては、2週間に1度しか帰って来れないパパ。
何気に渋くて素敵やん!って思ったら「ジェイミー・ドーナン」氏だった。いやぁん!
↑ワザとこの画像にしたが、ドアの横に座って野菜の皮むきをしているママがメッサ素敵。
なかなかのボリューミィなボディだなとそっちばっかり気にしていて、記事を書く段になって
「アウトランダー」のクレアだと…、びつくり。「カトリーナ・バルフ」氏。
↑そして極めつけはホンマに素敵で堪らんかったわ。爺ちゃん役の「キアラン・ハインズ」氏。
「ゲーム・オブ・スローンズ」では「マンス・レイダー」役。
爺ちゃんの台詞が抜群に良い。
バディの質問とか嘆きに的確に答えてやる。
「どうしたら、算数で良い点が取れる?」「数字を曖昧に書くのさ」「7か1か、悩む様に」
それで、バディの成績が上がったから、あら不思議。
バーちゃんとの馴れ初めの話も…。
好きな女の子の誘い方とか…。「教えて爺様講座」とかが有ったら絶対に受けるわ。
バディが映画や演劇好きなので、良く出て来る。
その画面やスクリーンはカラー映像。(何気に良く知っている映画とかでにやり)
タダ、仲良し家族の物語を描いたモノではなく、カトリックとプロテスタントとの対立とか
段々と悪化して行って、プチ戦争の様な惨劇を目の当たりにしてしまうバディ。
怖すぎて、震え捲っていた。
なかなか帰って来れないパパに雷を落とすママの姿や手紙を読んだ後に不機嫌になる
ママの様子に「慰めたいけれど…」と心を痛めるバディ。
暴騰化した若者とかが、本当に見ていて怖い。(それが正義の様に思っている)
取り敢えず、簡単に入って来れない様に壁を作って、見張りを付けて…。
そうなれば、家の前の道路は素敵な遊び場に変身する。
スーパーの襲撃に巻き込まれたバディは思わず洗剤を盗んでしまう。
「何故に洗剤?」とママが聞くと「地球に優しいから…」と。CMの見過ぎやろ。爆笑。
パパとママのダンスシーンも素敵だったけれど、ジェイミー様の歌声にウットリ。
(彼の声も好きだわ。)
でも何と言っても、パパの得意技。これで一気に男をあげた。
バディ一家のその後はどうなったのかな?
映画好きな少年は、役者になり監督になったのだな。
タダ、バディが行く教会の牧師の説教が下手なホラーよりも怖かった。
こんなにビビらせて「寄付してくれ」って…、ないわぁ~。
クリスマスPがサンダーバードの衣装って…、思わず「懐かしい」と口から出た。
上映時間も98分とスキっと纏まって、良作だった。
399円はお安いと思ったけれど、如何でしょ。
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