2016・オランダ ★★☆☆☆(2.8)
監督:ニック・ヨンゲリウス
出演:シャーロット・ボーマント ノア・テイラー パトリック・バラディ
風が吹かなくても風車が回る様に、悪魔と契約した狂人の魂が眠る地で
巻き起こるゴアグロスラッシャー。
監督はニック・ヨンゲリウスが初メガホンを撮る。
乗っかって~!それ・それ・それ!と言う具合に作られた訳ではないのにね。
何と、こんな陳腐な邦題を付けられて…。日本の「村シリーズ」よりかは遥かに
面白かったけれど。何と言ってもオランダだからね。案外グロ多し。Amazonプライム。
誰にも言えない秘密を抱え、ベビーシッターとして働くジェニファー。
しかし、雇い主に偽造パスポートがバレてしまい逃げる様に飛び出した彼女。
行く当てもなく、怯えながらも路上で日々を過ごす事に…。
そんなある日、ジェニファーは警察に追われる最中、たまたま通りがかった
観光バスツアーの参加者として運良く紛れ込むことに成功する。
世界でも有名なオランダの歴史ある風車巡りを楽しむ乗客と違って、ジェニファーの
表情は暗いままだった。
が、突然、バスがエンジントラブルにより動かなくなり、乗客は一夜を車内で過ごすことに。
しかしそこには、ある曰くつきの伝説の風車がひっそりと佇んでいたのだった…。
さらにバスツアーの参加者全員には、ジェニファー同様、誰にも言えない
とある秘密を抱えていたのだったが…。
<こんなんですねんけどね>
言っておきますが「村」じゃないからね。(無理からの恐怖の村シリーズとか書いてるけど)
オランダならではの「風車巡り」のバスツアーに乗り込んだ人々。
主役のジェニファーも、チケットが無いにも拘らず、乗っけてくれたガイド兼運転手。
がぁ~、途中でバスのトラブルで停まってしまって…。日は暮れるわ。
スマホも圏外だわで、わやくちゃでんがな。仕舞にゃぁ~バスが池に落ちちゃって…。
慌てて飛び降りたりで、取り敢えずは全員無事だったけれど。
<↑必要以上にイラつく父ちゃんと何気に怪しい医者>
<↑大事な息子がバスを降りる時に怪我をしてしまい。血友病で血が止まらない>
其れも全部ジェニファーのせいだと言い出す父親は、完全に敵視してしまっている。
ジェニファーがどんな言い訳をしようが聞く耳を持たない。
実はバスが池に落ちる前にまずやられちゃった↑この方。
それを目撃したジェニファーだったけれど、持っていた薬のせいで「妄想でも見たのか?」と。
バスに戻って来ないのもジェニファーのせいに…。
<↑でも、ジェニファーの事を信じてくれる人も…。日本人のタカシ>
私は初めて見たのだが、日本語の台詞で通してしまうタカシ役の「石田淡朗」氏。
役者であり、狂言師でもあるらしい。現在はロンドンを拠点に活動しているそう。
本作の秀逸な所は、良くある「殺しても死なない殺人鬼」がドンドンと人々を
殺して行っちゃう~てな、ありきたりなお話ではない。
実はこのバスツアーに参加の人々は脛に傷を持つ人達ばかり。
(簡単に言えば、お縄になってはいないが罪を犯している)
従来ならば、出会ったその時にスグに殺しちゃうのがパターンなのだけれど。
殺人鬼は、獲物となる人達の「罪なる瞬間」をフラッシュバックさせてから
殺戮するという形を毎回見せる。
(なので、その人の罪を知ってからの~となる)
これを因果応報、悪い事をすれば天罰が下る教訓ホラー作品だと言ってますが。
(この邦題を付けるセンスですからね。教訓ホラーって言われてもね)
反対に言えば、ちょっともたつく感じも否めないとも言える。汗。
まぁ、ラストもニンマリしちゃうしね。(あぁ~、これ風なんだねって感じ。)
そして、ワザワザレイティングを書く位、なかなかのグログロシーン満載っす。
しかも、こんな邦題ですが、わりと王道なスラッシャーホラーですわ。
(私は、何気に久々なので、おぉ~って感じで楽しみましたが。一般ピープルにはキツイよな)
と、まぁ、邦題以外は良かったんと違う?と言う作品でした。
確かにこれを劇場公開作品にするには、ちょっときついと思われますが、
未体験なら万々歳な作品ではないかな?って思いましたが。
いっつも言いますが、私が面白かったと言っても、腹を抱えて笑える作品では
御座いませんので、そこんとこヨロシコ。
貴方様も「風車巡り」のバスツアーに参加されますか?
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