2020・邦画 ★★☆☆☆(2.9)
監督:角川春樹
出演:松本穂香 奈緒 若村麻由美 浅野温子 石坂浩二 窪塚洋介
高田郁のベストセラー小説「みをつくし料理帖」シリーズを、プロデューサーとして
数々のヒット作を送り出してきた角川春樹がメガホンを取り映画化。
幼いころに両親を亡くした料理人が、さまざまな苦難を乗り越え人生を切り拓く。
ヒロインを松本穂香、その幼なじみを奈緒が演じるほか、若村麻由美、浅野温子、
藤井隆、石坂浩二、中村獅童らが共演する。(シネマトゥデイより抜粋)
本作はポスターを見て、ちょっと惹かれた作品だったが、それ以上の興味も湧かず
本日初めて見て、「角川映画祭り作品」だと知った。 Netflix。
享和二年の大坂。
姉妹の様に育った仲の良い幼なじみだった8歳の澪と野江を大洪水が襲う。
数年後。
大洪水で両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は、大坂で名の知れた
料理屋の女将・芳に拾われたが、共に天涯孤独の身になり江戸に暮らしていた。
蕎麦処「つる家」の店主に助けられ、天性の料理の才能を見いだされた澪。
マダマダ当時としては珍しい女料理人として働き、上方と江戸の好みの違いに
戸惑い、試行錯誤の日々が続く澪。
そんな澪の料理を食べては「面白い」と感想を言う「つる家」の常連客の小松原。
遂に、思い通りの出汁を作り上げた澪は、その味が江戸中の評判になっていく。
そんなある日、吉原・翁屋の又次がつる家にやって来る。
又次の用件は、吉原で頂点を極め、幻の太夫と呼ばれる「あさひ太夫」の為に
澪の看板料理を作って欲しいというものだったのだが…。
<一寸地味なんだけれどもね>
この豪華キャストも「角川監督の最後の作品」と銘打って、集めたとか…。
本当に懐かしい顔が、出るわ出るわ。
そして、見ているうちに「何処かで見たストーリー」だなぁ~と。
思い出せないけれど、連続ドラマとスペシャルドラマが製作されており、多分私は
「北川景子」様のドラマの方を見たのでは?と。
<花魁役が大好きな貫地谷しほり様だった!>
とは言え、其れしか思い出せない…。ちゅ~位の感覚で本作を見たのだが。
主役の澪を演じる「松本穂香」氏は、派手さは無いモノの「女料理人」と呼ばれる事に
埃をもって邁進する人物。
久々に見た「反町様」にちょっと惚れ直した。(デヴュー当時好きでしてん)
タダ、実在するのに余りにも高根の花過ぎて幻の存在となる程の花魁が↑
ウットリする様なお方ではなかったような。(可愛くはあるけれど…)
狐のお面を取って、次々に紹介されていく花魁役の人達の方がべっぴんさんやん!
<↑浅野温子氏は目立つ役処なので…>
でも、他のお方達は、思わずキャスティングの名前を見て、探した位で(少しの出番)
目立たずに出演と相成った。
<角川作品には欠かせない↑このお方は、分かりましたとも>
薬師丸様は清右衛門役の「藤井隆」氏の妻役。
これだけ豪華なキャスト陣の中で唯一「合わない」と思ったのは「藤井隆」氏。
なんかめっさ誇張した演技だった。(それも1人だけ)
普段のこの方の芝居もそんなに嫌いだと思った事はないのだけれど。
しかも、結構重要な役処の人物だから、残念だ。
<意外にも、なかなか良かったんじゃね?って思ったのは↑この方>
インタヴューも見たけれど、何か大人になった感じだな。窪塚様。
他のドラマのあらすじを読んぢまって、澪の事を「嫁に欲しい」と思うのね。いやん!
その辺の事は、端折ってあって描かれてはいなかったのが残念。
とは言え、角川春樹監督作品にしては、地味にしっとり「良い感じ」には仕上がっていた。
(お年もお年なので枯れ具合も良かったのかな)
でもねぇ~、やっぱりつる家とは違って、「吉原」の独特な猥雑で美しく~と言う感じが
めっさしょぼくて、折角の映画なのになとも。
まぁ、一番の目玉の料理は「明日はこれが食べたい」と言うものは無かったな…。
(それは、私の好き嫌いもあるしね仕方がないけれど)
感想としては、ここ最近の私としては物凄く珍しく「この原作、読んでみたい」と思った。
(調べたら、メッサシリーズになっとるけど…)
原作のある作品の映画化で、原作を読みたいと思ったのは何年振りかな?
そう言う感じで御座いました。
連続ドラマは「黒木華」氏のも、花魁役が「成海璃子」氏だし、めっさ見たいなぁ~。
(が、小松原様が…、どないですか?)
お好きな作品をどうぞご覧やす。(タダで見たし、其処まで文句はない)
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