2020・仏 ★★★☆☆(3.1)
監督:ピエール・ピノー
出演:カトリーヌ・フロ メラン・オメルタ マリー・プチョー オリヴィア・コート
カトリーヌ・フロがヒロインを演じるドラマ。
倒産寸前のバラ園を営む女性が、バラについて何も知らないスタッフ達と
新品種コンクールに挑む。
監督・脚本はピエール・ピノー。
メラン・オメルタ、マリー・プチョー、オリヴィア・コート、ファッシャ・ブヤメッド、
ファッシャ・ブヤメッドらが出演する。 (シネマトゥデイより抜粋)
レンタルしようと思っていたが、なかなか借りれそうにもなかったので、配信で見る事に。
Amazonプライム。 400円。
父が遺したフランス郊外の小さなバラ園を営むエヴ。夫も子供もいないバラ一筋の人生を歩む
バラ・コンクールで幾つもの賞を手にしてきた天才育種家。
しかし近年は大企業に押されて、いよいよ倒産の危機に…。
そこで助手のヴェラは立て直しの為にと、職業訓練所から格安で紹介された3人を
雇い入れる。
やって来たのは前科者のフレッド、定職に就けないサミール、異様に内気なナデージュ。
モチのロン、いずれも訳ありの3人。
しかも園芸は全くの素人で、再建の力になるどころか頑固者のエヴを怒らせてばかり…。
そんな中、エヴは世界初となる新種のバラの交配を思いつき、バガテル新品種国際
バラ・コンクールに挑む事を決心するのだったが…。
<このお方が主役なら、と私は思うんですが> 当たり外れの無い、ソコソコな出来。
自分の一生をバラに捧げるエヴ。 頑固者だが、わからず屋ではない。
唯々最愛の父親が残した、このバラ園を残したいだけ。 が、今や資金繰りが最悪。
今年のバラのコンクールも逃してしまった…。
何とか、再建目指して3人のお手伝いを雇い入れるが、バラなど触った事もない面々。
即戦力になる筈も無く…。 せめて、新種のバラを咲かせてコンクールで賞を貰えば…と。
良からぬことをつい考えてしまうのだが…。
勿論、ベタもベタ、ホンマにベッタベタなストーリーでは御座いますが、おとぼけ
助っ人3人が…。
何の役にも立たない!ってエヴから何度雷を落とされるか。
でも、彼等にもそれぞれに夢がある。その為に、やっと手に入れた職を手放す訳に行かない。
もっといい加減な奴等かと思いきや、仕事に慣れだしたらキッチリとこなす彼ら。
エヴも新種のバラが咲くまでは、何をどうにかしても、守り抜きたい。
バラ園と言えども、小売業ではなくて「苗」を売る仕事。
エヴが特許をとった新種のバラも沢山あるのだが、大手企業に比べたら…。
バラが咲くまで、3人が考えて、バラの鉢植えを売りまくる。
<フレッド役は「メラン・オメルタ」氏。 ラッパーだそうっす。>
3人の中でも、エヴの目に留まったのは、前科者だが臭覚がずば抜けているフレッド。
盗みに関しては、かなりの腕前を自負しているが、1日中スマホを見つめている。
「彼女に電話?」って聞いても、「うるさいな!」って答える…。
でも実は…。 それを知ったエヴは、彼等を見る目が変わって来る…。
<エヴがフレッドにあげた、「花言葉」の本。 その中に押し花カードが何枚か…>
↑こんな、クッサイ演出なのに泣いちまう私の安い涙も健在。
其の後を一寸見たかったな。
何方でも安心して見れる作品ですわ。
因みに私の大好きなバラ↑「ブラックティー」気温の変化によって花の色が変化するのよ~ん。
バラの花はお好きですか?
映画を観ながら、香りも出てくれば良いのになと思う作品で御座いました。
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