2013・仏 ★★☆☆☆(2.9)
監督:エマニュエル・ベルコ
出演:カトリーヌ・ドヌーブ ネモ・シフマン クロード・ザンサック ジェラール・ギャル―スト
撮影当時、69歳だったドヌーヴの役どころは、失恋してドライブに出発する女性。
監督・脚本は、フランスで映画作家や女優として活躍するエマニュエル・ベルコ。
女性が老いる事をテーマにしたが、セックスの問題まで取り上げたのはフランス映画らしい。
本作は多彩な人物が交錯する、コミカルなロードムービーという仕上がり。
シャルリ役の子役ネモ・シフマンはベルコ監督の息子。
熟女と言う表現がお似合いな、ドヌーブ氏。 最近は大好きで、気付き次第未見の作品は
見る様にしている。 本作もDVDにもなっていない模様。 U-NEXTで見れました。
初老の独身女性ベティ。
高齢の母親アニーは会計レジとして、共にレストランを切り盛りしながら日々を忙しく暮らす。
母親とは、本音をぶつけ合い過ぎて、少々頭の痛い事も…。
何せベティは、こう見えて案外訳ありな女性。
ベティは、19歳の時に「ミス・ブルターニュ」に輝いた事のある美貌の持ち主。
実は、夫は不倫の末に突然死して、今は1人娘のミュリエルとも疎遠な状態。
その上、恋人に新しい若い女が出来たと知り、ベティは深く落ち込みまくり。
レストランの客に愛想を振りまくなんて出来ないと、「禁煙」を破って煙草を吸おうとしたら
煙草が無い。 気晴らしついでに、1人で煙草を買いに車を走らせたのが運のツキ…。
走らせど、走らせど日曜日で開いている店が無い…。
煙草を売ってくれるバーがあると知り立ち寄ると、ベティを口説き始める若い男まで現れて…。
思わぬ事件が続く中、娘から、孫シャルリを義父の家に連れていく様に頼まれる。
こうなったら、やけくそ気味に承諾したベティは、生意気盛りの男子シャルリを車に乗せるのだが…。
予告編も前はあったみたいだけれど、今は新に貼れない、残念だ。
69歳で、一夜を共にして朝を迎える女性を演じるなんて、そうないザマスよ。
やっぱ、ドヌーブ氏なら、マダマダ「現役」もリアルに感じるからかな? ふふふ。
とは言え、ベティは酒癖が悪いだけみたいだけれど、どうも酔うと「記憶が飛ぶ」みたい。
↑この時も、目が覚めたら昨夜出会った若い男とホテルのベッドにいた。
この男がさぁ~、彼女の事を好きなのは良いのだけれど、時々「辛辣」な事を言ってしまう。
悪気はないのだろうけれど。 「昔は綺麗だっただろうな」とか…。 (今はどうなん?)
本作はね、煙草を買いに出たつもりが、「煙草に纏わるロードムービー」になって行きます。
↑この爺様とのエピソードは凄く好きだったな。
共に独身の立場な2人だけれど、其処には真逆の理由が…。
爺様のプクプクの手で巻かれる煙草…。
画像はないけれど、家具店の警備員とのエピソードでは、奇怪な彼女の過去があからさまに。
やっとたどり着いた孫とはぎこちなく。
でも、孫は彼の父親も祖父も嫌っている。 ママの影響なのかな?
そして、ママはベティとは疎遠で、顔を見ればぶつかり合ってしまう。
<左から 娘から見て義父。 ベティ実母。 そして娘。>
この義父が、頑固者のわからずやの様で、何気にカッチョヨスなお方。
始めは孫とも上手く行ってなかったけれど、爺様よりかはベティの方が良いって感じた孫は
爺様の所には、ベティも一緒でないと行かないと我儘を言う…。
この孫ッチ君が、監督の実息子さんだそうだが、歌が上手くてびっくりした。 今は二十歳位。
お金が無くって、渋々元ミスのチャリティーの催しに参加するベティ。
良くは分からんが、昔はヴイヴイ言わしていた女優さんもいらっしゃるのでは?
皆様、本当にお綺麗でしたわ。 けけけ。
ベティのちょっとややこしい、恋愛関係とか、これからの恋とか…。
死ぬまで「現役」ですわよ!ちゅー風にも取れるドヌーブ氏が見れマッスル。
でも、何処で調達したのかは謎のポスターの黄色のカッパ姿が一等好きだな。
貴方様も、まだまだ新しい出会いに期待しますか?
私は、もう結構でおます。 目で見て楽しむだけで充分ですわ。
其処までドタバタコメディでもなく、退屈な部分もなく、面白いんですけれど、「ドヌーブ」氏だから
許せるお話なんでしょうな。 如何でしょう? (課金ですがAmazonプライムでも見れます)
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