罪の声 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                   

2020・邦画     いやぁ~、ホンマ御免。

               

監督:土井裕泰

出演:小栗旬  星野源  松重豊  古館寛治  市川実日子  火野正平  梶芽衣子

                  

                     

嘗て日本を震撼させた事件をモチーフにした塩田武士の小説を映画化。

                   

昭和の未解決事件をめぐる2人の男の運命を映し出す。

                   

小栗旬と、星野源が主人公を演じる。

土井裕泰と野木亜紀子が監督と脚本を務めた。(シネマトゥデイより抜粋)

                    

                     

                          

ブタ

昨日の予告通り、「新作」で行くでぇ~と張り切っていたけれど、どれを見るかな?と考えた時

余りにもレンタル予約の人が多すぎて、きっとなかなか見れないモノにしようと…。

Amazonプライム400円で御座います。(普通の画質で見てます~。これが一等お安い)

                           

                        

35年前に起きた食品会社を標的とした脅迫事件は、警察やマスコミを翻弄し続け、

日本中を巻き込んだ衝撃的な日本犯罪史上初の劇場型犯罪となった。

                          

しかし犯人グループは忽然と姿を消し、事件は解決する事なくそのまま時効を迎えた。

                              

                                             

平成が終わろうとしている頃、大日新聞記者の阿久津は文化部記者ながら、

この昭和最大の未解決事件を追う「ギンガ・萬堂事件」を取り上げる「特別企画班」に選ばれ、

30年以上前の事件の真相を求めて、残された証拠をもとに取材を重ねる日々を送っていた。

                                  

その事件では犯行グループが脅迫テープに3人の子供の声を使用しており、阿久津は

その事がどうしても気になっていた。

                           

                           

一方、京都でテーラーを営む曽根は、父の遺品の中に古いカセットテープと手帳を発見する。

自分の声が「ギン萬事件」で使われた脅迫テープの声と同じ事に気づく。

                           

                              

知らないうちに事件に関わってしまった事に罪悪感を抱きながらも、何故自分の声が

使われたのか、その謎を解き明かすべく自ら事件を調べ始める曽根だったのだが…。

 

<この予告編は、メッサ良く出来ていて「観たい」と思わせる>

                 

何で得点書かんのや!と言うお叱りのお言葉が聞こえてきそうですが、「まぁ、皆さん聞いて下さい」。

                         

                     

確かに、本作は142分ながら、この私が「飽きる」事なく、特に前半部分にはのめり込んで

見ましたが…。  段々と、「これあかんがな」って思う様に。

                       

何時もながらに原作は未読なんですが、調べて見ると。

作中の犯人は「フィクション」だが、各事件の発生日時、犯人による脅迫状・挑戦状、

事件報道は「極力史実通りに再現しました」と単行本の著者コメントには記載されている…と。

                       

モチのロン、タイトルの「罪の声」と言うのはテープに録音された子供の声の事。

                    

この声を全く知らずに言われたままに録音し、犯罪に使われた子供の背負うモノに辿り着き

「犯人探し」のストーリーではないというのだが…。

                        

                   

自宅に残っていたテープに気付き、何気に聞いてみると「あの事件のテープの声やん」と

愕然とするのが、京都の老舗のテーラー店の曽根。 幼かった為に録音した記憶はないが

「自分の声だ」と気付き、自ら調べて見る事に。

                  

全く違った場所にいた曽根と阿久津だが、その先で出会う2人は、一緒に調べる事に…。

                          

                 

調べて見ると、「昔」の事を掘り起こさねばならない。 それがねぇ~、もう広がりまくる。

                         

実際の事件を知っている人でさえ、「真相は闇の中」で良く分からないのに、勿論原作に

沿ってはいるのだろうけれど、「関連事件」や「犯人像の推測」まで、もれなく盛り込まれていて

それを見せられる。  しかも、それが事実であるように…。

                   

それ程「真に迫った作品」なのだと言ってしまえばそれまでだけど…。

               

いやいやいや、「多分こうじゃなかったのかな?」ちゅ~、あくまでも「仮説」の内容なのに

余りにもドラマティックで、壮大にした為に「こうなんだ」と思っちゃう方(特に事件を知らない世代)

多しなんでは?

                  

「韓国産」を見ていて、いっつも「どうにもならん警察」に辟易したリすること多しだが

本事件については、日本の警察が本当に機能していなかった事が一番の問題点の筈が

どっかに行っちゃってるし、実際には誰の声かも定かにはなっていない。

                        

見ながら、段々と私の中で「ちゃうねん、ちゃうねん、そんなんじゃない筈…」と全く本作に

乗れなくなってしまった。  そして、ラストは「チャン!チャン!」で終わっとる。

                

せめても、謎は謎のままにしてくれていたら…、とか思いましたです。

                       

<重松氏> 元社会部で「ギン萬事件」発生当初事件に張り付いていた。

                 

<古館氏> 大日新聞大阪本社・社会部事件担当デスク。 「特別企画版」の阿久津の上司。

                         

<原菜乃華氏> 3本の子供の声のテープの1本の主。 事件に巻き込まれてしまう。

                   

↑特に良かったこのお3人。 そして、何とも懐かしいお方達の「名演技」も見れて嬉しかった。

「庄司照枝」氏。  「浅茅陽子」氏。  「佐川満男」氏。 等々…。

                   

阿久津のそれまでは、あんまりよく分からないので、コテコテな大阪弁でなくてもOKだが

京都の老舗のテーラーを継いだ曽根を演じた星野氏の京都弁は、ちゃいますな。

             

関西出身の方が演じても良かったのは?

                  

               

賞も沢山受賞されているそうですし、皆様の評価も非常に高い本作です。

でも私は、乗り切れなかったし、未だモヤモヤが残り続けている状態。

             

見終えて私の思ったのは、「犯人達は腹を抱えて笑うてるやろな」と…。(あの世でか?分からんが)

各々に推測するのは勝手やろ…。  絶対に「金」が動いてない筈が無い…。 そう思っている。

                     

                    

                       

 

 

                  

 

                    

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