2020・中国 ★★★☆☆(3.9)
監督:グオ・ジンミン
出演:マーク・チャオ ダン・ルン ワン・ツィウェン ジェシー・リー
「陰陽師」の中国実写化ファンタジー映画。
脚本とメガホンをとったのは、グオ・ジンミン。
音楽は大ヒット作の音楽を数多く手がける、川井憲次氏が担当。
また、特殊効果を手掛けるのは、韓国の4th Creative Party社(『スノーピアサー』)。
原作者の夢枕貘氏自身も脚本顧問に参加。
本作が製作された事は、結構前に知ってはいたが、日本では公開されないかもって事で
出来たら見たい位だったのだが、何と上映公開にはならなかったが配信で見れる事に。
ホンマに有難たや、Netflix。 (安い方が良いけれど、値上げには目を瞑る)
若き陰陽師の晴明が、師匠に命じられ祭天儀式に出席する為、都へ旅立つ。
都に着くと美しい音色の笛を奏でる武士と出会う。
が、「人に害を与えない」妖魔は狩るべきではないと考える晴明と、真逆の考えを持つ博雅であった。
なかなか相容れない2人ではあったが、滞在する中で次第に打ち解けていく。
実は、師匠の命とは300年の眠りから目覚めかけている大蛇の悪霊を封印する任務であり
それを知った博雅は、陰陽師南疆らと力を合わせて戦う事を心に誓う。
しかし、予見は的中し悪霊は解き放たれてしまう…。
悪霊を倒すため、力を合わせる晴明だったが、その混乱の中で、とある陰謀が明らかに
なっていくのだったのだが…。
陰陽師・晴明と言えば、「野村萬斎」氏なのだが、博雅が何気に「おとぼけ」担当のバディ作品と
捉えておるが…。 野村萬斎氏の「人を食った」様な表情が、まさに晴明と足りない私の
脳みそにもインプットされており、そのイメージはなかなか拭えない。
それとは別に無類の「呪術」モノ好きな私。 日本版は、萬斎氏以外では嫌だが、他国となるとOK。
しかも、ここ最近の中国産の映像美は文句なく好きなので、かなりうひょ~~であった。
最近は、やらなくなってしまったがゲームのイントロダクション部分の様な、グラフィック効果が
全編に施され、メサメサ美しい。 ただ単に眺めていたいとも思ってしまう位。 多分見ると思う。
原作は「陰陽師」で、原作者の「夢枕獏」氏も脚本に参加されているそうなので、「そうなのね」と
思わねばなるまい。 (かなり印象も、人物像も違うって思ったけれど)
新しく生まれ変わった「陰陽師」を見て欲しいとの事。
なので、今までの「陰陽師」とは全くの別物として見る方が良いのでは?
と、なるともう少し説明も欲しいし、何せ「字幕」の消えるのが早すぎて、最後まで読めずに
次に行ってしまう…のが、一番の不満。
↑こういう毎度あり~なシーンも満載。 (翼がバッサバッサとなるのが私は好きなんだけれど)
出て来る人々、全てが美しいのも、この世のモノとは思えん感じで良い。
1つ分からんのが、「生身の人間」を式神にする事って出来るん?
本作では、出来る様なんだけれど。 ラスボスと戦う式神達がカッチョ良い。(師匠の式神もね)
<本作では、↑このシーンが一等好き> 何をしているかは、観ない事には分からない。
多分、もう1作製作される予定か、既にされたのかは分からぬが有る筈。
あまり時間を置かずに見たいんですが。
この映像美に完璧なストーリーなら、ホンマに向かうところ敵なしなんだけれど、本作は
長さのわりにストーリーがなぁ~。 なんなら、反対にもっとシンプルでも良かったのでは?
タダ、なかなか仲良くなれない博雅が、どうしても気になる晴明の部屋を覗くと、ワンサカな
式神達と朝から酒を飲んでいる姿を見て、ため息をつく所とかは「ははは、やっぱ晴明だわ」と。
(そう言うのは、「陰陽師」を知らない人には、なかなか通じない分部だからねぇ~)
時間のある時に、納得いくまで映像美を楽しみたい作品だな。 多分、何度も見ると思う。
貴方様は如何でしょうか?
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