2014・韓国 ★★★☆☆(3.8)
監督:キム・ヒョンソク
出演:チョン・ウ キム・ユンソク ハン・ヒョジュ キム・ヒエ チン・グ カン・ハヌル
1970年代の韓国にフォークブームを巻き起こした実在の音楽喫茶「セシボン」を舞台に、
夢を追う若者たちの恋や友情を描いた青春ドラマ。
伝説のフォークデュオ「ツインフォリオ」の結成秘話と1人の女性をめぐる切ない恋愛模様を、
70年代のヒット曲の数々に乗せて描き出す。
出演はキム・ユンソク、チョン・ウ、ハン・ヒョジュ。
<2015年 カリコレ作品> (映画.comより抜粋)
本作も、オキニなキャストでウハウハなんだけれど、なかなか手が出ずに今頃やっと借りた。
でも、超グッドタイミングで見たことに気が付いた…。 レンタルで見ました。
1970年代の韓国、若者の街モギョ洞にある音楽喫茶「セシボン」では、腕に自信のある
若者達が自らの歌声を競い合っていた。
ユン・ヒョンジュとソン・チャンシクの才能を見出したプロデューサーのイ・ジャンヒは
2人をデビューさせようとするが、ヒョンジュとチャンシクはライバル意識が強すぎた為、
釜山出身で重低音が魅力のオ・グンテを加えた「トリオ・セシボン」として売り出すことに決める。
ギターのコードも押さえられないグンテだったが、セシボンのミューズである若手女優ジャヨンに
一目惚れした事をきっかけに、歌手としての道を邁進することを決意する。
3人の個性がぶつかり合って生まれた「セシボン」のハーモニーが熱狂的な人気を
呼び始める一方で、グンテは次第にジャヨンとの距離を縮めていく…。
そんな中、トリオのラジオ出演が決定し3人のメジャーデビューが近づくが、収録前に
グンテとジャヨンが破局してしまい、ラジオ出演当日、何とグンテは姿を見せなかった。
急遽ヒョンジュとチャンシクのデュオ「ツイン・フォリオ」として歌を披露する。
それが、功を奏して「ツイン・フォリオ」の人気は瞬く間に爆発する。
ジャヨンも女優として日の目を見始めるが、検察当局内でセシボン周辺のある行為を
一斉検挙しようとする動きが強くなり始めるのだったが…。
昨日の記事の「きっと、またあえる」と同じ様に、20代の頃の彼らと、20年後の彼らが
登場する物語。
「きっと、またあえる」では同じ役者が特殊メイクで演じたが本作は違う役者が演じる。
<若い頃のオ・グンテ> 「チョン・ウ」氏。
この作品を見つけたのは、「チョン・ウ」氏目当てであった。「応答せよ1994」でオキニになったお方。
他の2人から「田舎者」と馬鹿にされながらも、ミューズのジャヨンと恋人同士になる。
<20年後のオ・グンテ> 「キム・ユンソク」氏。
実は生涯、彼らとは合わないつもりでいたのだが、海外赴任の仕事で偶然ラジオを聞いて、
懐かしのジャンヒと再会し、酔った勢いで「ラジオに出る」と約束をし、約束を果たす。
<若い頃のイ・ジャンヒ> 「チン・グ」氏。
彼らのP様であり、マネージャーであり、兄貴であったジャンヒ。 グンテを見出し、スカウトした。
住む場所もギターを教えたり、グンテとは親友であったのだが…。
<20年後のジャンヒ> 「チャン・ヒョンソン」氏。
渡米し、ラジオ局の社長兼DJ。 色々な店のオーナーと手広く活躍している。未だに自由人。
本作は、このイ・ジャンヒが主人公で有り、彼の思い出と共に世に出る事のなかった「セシボン」の
物語を知る…。
この20代のジャンヒを演じた「チン・グ」氏が、メッサ良いのよ~~。 (休日ブログでも語るつもり)
髪が長い「チン・グ」氏を初めて見たので、始め見た時は誰か分からず、巻き戻して最初から
見直して、途中で止めてキャスト調べた位。
革ジャンを着て、バイクでさっそうと登場とか…。(実はこの撮影で初めてバイクに乗ったそう…)
<若い頃のジョヨン> 「ハン・ヒョジュ」氏。
若手女優でセシボンのミューズとなり、最終的にはグンテの恋人となったけれど
「僕のミューズになれ」と映画監督に誘われて、グンテと別れる。
(気持ちは痛いほど分かるけれど、ある意味小悪魔的な彼女)
<20年後のジョヨン> 「キム・ヒエ」氏。
結局は離婚し、女優をやりながらシングルマザー。 妹達と旅行中にジャンヒのラジオを聞く。
<映画監督> 「キム・ジェウク」氏。 お決まりな嫌な奴。
<若い頃のヒョンジュ> 「カン・ハヌル」氏。
韓国はミュージカル(舞台)が盛んだそうで、「花より青春」(アイスランド編)は、ミュージカル繋がり
だったんだと納得した。 実際に歌うシーンは自分達が歌っているそうだが、ハヌル氏の歌声が
すんごく綺麗で驚いた。 少年合唱団の様。(←言い過ぎか?)
流れる曲はかなりポピュラーな曲が多くて、歌の上手い下手が曲を知っているだけに凄く分かる。
「チョン・ウ」氏も凄く素敵なんだけれど、それを20年後の「キム・ユンソク」氏が歌って…。
いや、ジャンヒとのデュエットだけで良かったのでは?と…。ボソッ。(比べるとね)
「ウェディングケーキ」の歌詞も泣けるよ~~。
タダの青春思い出物語作品ではなくて、苦くて切ない恋物語で御座いました。
そして、大の大人が泣き崩れるシーンは圧巻。 やっぱタダのオッサンではないわ、ユンソク氏。
静かだけれど、其処に確実に「熱い青春時代」があった事を描く本作を見ていて、あれれ?
この感じ、初めてではないと思ったら「クァンシクの弟クァンテ」の監督・脚本でした。なるほど。
他の作品も、見てみるかな?とちょっと思いましたが…。
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