カフカ 「変身」(未) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                   

2012・加     ★★☆☆☆(2.8)

                 

監督:クリス・スワントン

出演:ロバート・パフ  モーリン・リップマン  ローラ・リース  エイリーク・バー

                      

                      

20世紀文学を代表する作家、フランツ・カフカの不条理小説を映画化。

                       

「変身」を元に、疎外された人間の孤独と、疎外する側の冷酷さを描く問題作。

                     

「確かな場所」はどこにもない、「存在の弱さ」を抱えた、現代人の「傷痕」を描く。

                        

                          

                            

ブタ

もうね、今年の初めに…、もしかしたら去年かもしれんがレンタルが出来ると知って予約を入れた。

途中で、見れなくなったとかの表示が出たりして、一旦は諦めたけれど、再度表示されていて

予約を1位に入れて、待ち続けた。  何せ、在庫枚数1枚なんですもの…。  レンタルで見た。

                              

                           

グレゴールは、一家を支える働き手で、セールスマン。 家族は、父・母・妹の4人家族。

朝7時には、駅に行って電車に乗る時間なのに…。 

                              

その朝、ベッドに寝たまま、体に違和感を感じて目覚めた青年グレゴール。目の前には巨大な

虫の手足が蠢いていた。  それはなんと、自分が巨大な毒虫になった姿だったのだ…。

                             

                          

「具合が悪いのか?」 「部屋を開けろ」と家族から言われるが、ベッドから起き上がる事すら

出来ない…。

               

遂には、会社の上司も様子を見にやって来る…。  返事をするも、籠った声で何を言っているのか

分からないようだ。

                          

仕方がないので、ベッドから落ちる様にして、口でドアを開けた…。

                         

                      

変わり果てた姿を見た妹は、驚きのあまり金切り声をあげ、母親は失神し、父親は恐怖と怒りで

ステッキを振り回し、グレゴールを追い立て部屋に閉じ込めてしまう…。

               

あれ程、文句を言っていた上司は後ずさりして、そのまま出て行ってしまう…。

                              

家政婦は恐怖のあまりに、辞めたいと申し出る。 長年家族の世話をしてくれていたのに。

 

                        

それでも、其れが起こった当初は、家族も状況を受け入れようと努力していたが、

毒虫との生活は想像を絶するものであった…。

                              

                  

大好きなカフカの中編小説。 初めてこの本を読んだ時、何でそんな気色の悪い事を思いつく?と

真剣に思ったものだ。  主人公が虫になるって、そんな「アンビリバボー」な発想が素敵すぎる。

                     

その小説のまんま、映像にしていた本作。 本当なら、もっと得点を挙げてもいいのだが…。

                           

               

如何せん、虫の顔面が可愛らし過ぎる。  顔だけだと「みなしごハッチ」に出てきそうだもの。

                        

               

このつぶらな瞳が、何とかならんか~~い!  これが残念過ぎる。  もっと気色の悪い虫ならば。

幾ら長男であっても、忌み嫌われるのも致し方ない。

             

でも、この顔面なら、私だったら可愛がってしまうわ。  ぐふふふ。 可愛いよね。

                        

まぁ、多分虫の顔面を可愛くして、普通の人間を悪魔の様に描きたかったんだと思うけれど。

                               

                  

始めは、妹がミルクをあげたり←虫には無理でしたが。  餌の心配とかをしてましたが

段々と、嫌になってきて…。

                       

                 

↑このおばちゃんが、彼の部屋の掃除係に。  このおばちゃん、全然綺麗に掃除などしないで

グレゴールに罵詈雑言を言い捲るだけ。

                    

先ず、働き手のグレゴールがこんな事になったので、お金の心配が…。父親に借金有り。

父親も働くと言うのだが、口ばっかり。  母親は内職をと言うけれど、グレゴールを見るだけで失神。

             

虫になった時に17歳だった妹が、今や一家の大黒柱。 その上、虫の世話となって、忙し過ぎて

段々無理になったという訳。

                      

                 

グレゴールの自画像が壁に有ったが、涼しい顔立ちの青年だったのに、その姿は拝めず。

                        

もっと悲惨なモノを毎日の様に見ておるので、其処まで可哀想とかも思えず。

モチのロン、何故に虫になったのも分からず。

            

             

半年以上、じっと我慢の子のわりには、あっさりした内容だったな。

                       

実際、目の前にした虫は嫌いだけれど、映画に出て来る巨大化した虫作品よりかは

私は「ウジャウジャ系」が大好きなので、本作も怖くも悲しくもなく、原作通りやんと言う感想。

                     

                 

まぁ、「見たい~~」と仰る方はいないとは思うけれど、期待はしない方が良いと思う。

この小説のアニメーション作品もあるが、そっちの方が面白いかも。  好き好きだが…。

                   

半年、じっと我慢の子だった私の期待の塊は、85分後には綺麗さっぱり飛んでいきました。

                           

                      

                         

                          

                         

 

                        

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