2019・米 ★★★☆☆(3.7)
監督:グレッグ・プリティキン
出演:チェヴィー・チェイス リチャード・ドレイファス アンディー・マクダウェル ケイト・ミクーチ
原題「The Last Laugh」は、グレッグ・プリティキンが監督したコメディ映画。
リチャード・ドレイファスとチェヴィー・チェイスが主演。
何故か2本ずつ見ておる…、今日この頃。 今日も黒人女性達のウハウハ旅行記映画を
書こうと見ておったが、余りにもお下品すぎて途中で嫌になった。 Netflix作品でゴワス。
で、ストーリーは見ずとも読める本作を…。 ある意味、ハートフルではあるけれど、自分にも
降りかかって来る問題もあって…、あぁ~面白かったとはいかなかった。
元芸能マネージャーだったアルは、伝説的なエンターテイナー達のマネージメントを担当した事も。
しかし、寄る年波には勝てず、可愛い孫娘ジーニーの勧めで、富裕層向けの老人ホームへ
入居することに…。
まだ入居するか迷っていると、旧友バディと50年ぶりに再会を果たす。
駆け出し時代のアルが初めて発掘した逸材だったのがバディ。
彼は何と、その稀に見る天才ぶりが認められ、あの「エド・サリヴァン・ショー」からも
出演オファーがかかったものの、その直前に突然引退して消息を絶ってしまっていた…。
実は、当時既に結婚しており子供も生まれたバディは、家族を養うため安定した職業に
就くことを選んだのだった。
以来、足病医として堅実な人生を歩み、老人ホームで気ままな老後を満喫していたのだが。
しかし、嘗ての恩人アルと再会したことで、長年心に秘めていたコメディへの情熱が再燃してしまう。
一方のアルも、孫娘に説得されて老人ホームへ入居してみたものの、これといった目的もなく
ダラダラと過ごす様な毎日は性に合わない。
そこで一念発起した2人は、これが人生最後のチャンスだと、全米をまたにかけた
ライブツアーへ出ることにするのだったのだが…。
↑このお年で、「ヤク」の調達係もせねばなアル。
アルは、薬物は全くやらないのだけれど…。 パトカーが横をすり抜けただけで、ビビッて
バディのヤクを全部捨てちゃうチキンなのに。
2人のロードムービーでもある本作ですが、段々と自分達が現役でヴイヴイ言わして居た頃の
知人は、皆様別世界に逝かれており、其れでも流石の元敏腕マネージャーだけあり
ショボイステージではあるけれど、次々と行く所で仕事を取って来る。
まだまだ現役や~~んって感じのアルはカンサスで彼女までゲットしちゃったり…。やるな、おぬし。
それがこの方、懐かしぃ~~。 本当に昔と変わってないよね。 62歳だぜ。
ソバージュヘア~に憧れたぜ。 アンディー・マクダウェル氏。
途中から、3人の旅になったりして…。
めっさ笑ったのは、今まではバディとアルで1部屋取っていたけれど、彼女もいるので2部屋に。
でも、バディと彼女はそれぞれ部屋に入ってしまって、廊下に取り残されるアル。 ぽつん。
取り敢えず、恥ずかしさもあるのでバディの部屋に入ると、彼女は「ウッドストック」も行った
ヒッピーだったんだぞ! 慣れてるさ!って、背中を押すバディ。
こう言う処が、何気に可愛らしい。
とは言え、バディの息子登場で、この手の作品「あるある」になっちゃって…。
それでも、アルのお陰で良い夢見れたバディだけれどね。
ラストには「ポール・マザースキーへ捧ぐ」とのテロップがあり、誰なん?ちゅー事で調べてみると
<ポール・マザースキー氏>
実は本作は、今は亡きコメディ映画の巨匠ポール・マザースキーを囲んで、
L.A.のファーマーズ・マーケットのカフェ・テーブルに関係者達が集まった時に
雑談からアイディアが生まれたという事らしい。
私はイマイチ、「スタンダップ・コメディ」の面白さが良く分からないので、バディのステージも
そんなに笑えず、其処の部分がメッサ寂しかったけれど。
物凄く恵まれた、素晴らしい老人ホームに入ったとしても、自らが演じたり、自らの手腕を
魅せたりして生きて来た彼らのとっては、与えられるだけの毎日は我慢出来なかったんだろうね。
ちゅーか、施設なんだから当然だけれど、老人ばっかりちゅーのは楽しくないよな。
って、見ながら思ったりして。
素晴らしい老人ホームで、そう思うんだからなぁ~。
私はどうなっちゃうのかな? 自室でTVばっかり見ている婆さんになるのかな。
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