タルーラ ~彼女たちの事情~(未) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                      

2016・米     ★★★☆☆(3.6)

              

監督:シアン・ヘダー

出演:エレン・ペイジ  アリソン・ジャネイ  タミー・ブランチャード  ウゾ・アドゥーバ

                   

                

2016年のアメリカ製作のドラマ映画。

                               

監督はシアン・ヘダー、主演はエレン・ペイジが務めた。

                            

劇場公開はされずに、Netflixよって世界各国で配信された作品。

                      

                           

                          

ブタ

今日は本作を見た。 書かねばな新作もあるけれど、ず~~と家に居るし。 そのうちね。

                        

                           

バンで寝泊まりし、ときには盗みもしながら生活していたタルーラ。

偶然出会ったニコは、母親の束縛から逃れたくて、タルーラとバンで暮らし始める。

                                 

其れまではキチンとした生活だったニコは、最初こそは自由を満喫していたが、次第に

その日暮らしの毎日に辟易し、将来の事で揉めて別れる。

             

流石にゴミ箱の残飯を食べる事になるとは夢にも思っていなかった…。

タルーラが目覚めると、其処にはニコの姿はなかった。

                           

                             

独りになったタルーラは、金と食べ物欲しさに入ったホテルで赤ちゃんの世話をまかされる。

赤ちゃんは、マディと言う名でオムツも穿かせて貰わず、その辺にあるものを口に入れている。

                           

「そのうち覚えるわ」と、母親は言うけれど。 叱る事もせずに、これから出かけると言う。

                            

                    

長い間シャワーもしていない自分と一緒にマディも風呂に入れ、「苦手」と言いながら

面倒を見てやるタルーラ。

                         

やっと戻って来た母親は、そのままベッドに倒れ込んで寝てしまった。

横にマディを寝かせて、コッソリ出て行こうと考えたタルーラだったが…。

                           

育児放棄同然の扱いを目にして、思い余って衝動的に連れ去ってしまう…。

                              

行く当てもなく、お金も僅かしかない。  オムツを買って、バンで暮らそうと考えたが

マディの手間の事を考えると、不安しかない。

               

考えた挙句、ニコが帰ると言っていた実家を訪ねるタルーラだったが…。

                               

                       

3人の年齢の違う女性が出て来る本作。  「あるある」も「分かる」部分もあるものの、派手さは

ないので、ネット配信なのかな。   それなりにの出来具合。

                 

                  

ニコは常識人の爽やか青年。  母親から独立していないのは何故なのかな?

偶然出会ったタルーラは、「常識ってなに?」ってな感じの女性。

          

10歳の時に母親に捨てられた過去が有り、全く知らない男性が「父親だ」と連れて行かれたらしい。

           

                    

お金持ちの夫と結婚できたキャロラインは、1度も夫に褒められた事がなく、子供が出来れば

其れなりに幸せになれると考えていたが、夫は赤ん坊の泣き声さえ「お前のせいでうるさい」と言う。

                 

産まれたら、きっと可愛がれると思っていたが、想像とは全く違う世界。

タルーラに預けた時には、「連れ去ってくれないかな?」と心によぎった。

               

それでも、居なくなって初めて母性が目覚めるキャロライン…。

ソーシャルワーカーにさえも、「こんな母親初めて見る」と言われてしまう。

                            

                   

始めはタルーラの事を拒否していた、ニコの母親マーゴ。 作家ではあるようだが。

困った様子に絆されて「1晩だけ」と言う約束で家にあげる。

                       

マーゴにも悩みが。  夫が「ゲイ」だとカミングアウトし、彼氏との結婚の為に離婚を迫られている。

マンションの室内も夫好みの装飾品がそのままにしてある。

             

夫以外の人間に、自分の生活を掻きまわされたくないと言う壁が強かったが…。

ニコの子供で、自分の初孫となると、チョッとは親心も出てきて、マディのお世話も率先して。

                               

             

↑このお2人は「JUNO/ジュノ」で父親の再婚相手(義理の母)と娘役で共演。

今回は、息子の母親とその彼女と言う関係で、再び共演している。

                

どっちも凄く素敵なかーさんなんだよね。

本作のマーゴの方が、ちょっと壁があって融通が利かないけれど、タルーラの常識破りの行動で

段々と殻を破っていく。

                        

           

遂には、こういう本当の親子の様なシーンも…。

                 

タルーラは残飯を食べていた様な娘だったので、床に落ちたモノも平気で口に入れる。

それを見たマーゴは「狼に育てられたの?」って言うと、「狼だったらマシだったろうね」って…。

                       

マディのお世話の仕方がまずいので、「もっと他の人に聞けばいいじゃない」って言うと

「誰も周りにいなかったもん。誰にも聞けない」…。  想像できない壮絶な人生を送って来たのだろう。

                            

                  

でも、そんな幸せな生活は続かないよね。  気になるお方は、是非ともどうぞ。

                 

但し、本作もNetflix作品で御座いますので、お気をつけくださいませね。

                       

                

そうそう、マーゴの夫の彼氏のこのお方。↑どっかで見たでと思っていたら「スポック船長」でした。あせる

ほんの一瞬の出演ですので~。

                    

                        

10歳で捨てられたタルーラの方が、実際に産んだキャロラインより、母性が強いって皮肉だね。

まぁ、自分の様な子供を見捨てる事が出来なかったんだろうけれど。           

                        

                            

                              

                             

                                                       

                          

 

                        

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