2018・仏・英 ★★★★☆(4.2)
監督:マイク・ニューウェル
出演:リリー・ジェームズ ミキール・ハースマン グレン・パウエル マシュー・グード
第2次世界大戦中にドイツ占領下にあったガーンジー島で行われた読書会をめぐるミステリー。
読書会に魅せられた作家をリリー・ジェームズが演じるほか、ミキール・ハーマン、
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイのほか、マシュー・グード、ペネロープ・ウィルトンらが共演。
マイク・ニューウェルが監督を務めた。(シネマトゥデイより抜粋)
水曜日なのだが、本作と「トールキン」の2本を続けて見れるのでTOHOに行ってきた。
でも、予約してから知ったのだが、「BEYOND BLOOD」がきょう最終上映だった。たらぁ~ん
見たかったなぁ~。 現代のホラーの名匠がバンバン出ているドキュメンタリーみたい。
1946年、英国ロンドン。
作家のジュリエットは、ひょんなことから「ガーンジー島の読書会」のメンバーから手紙をもらい、
以来、文通を続けていた。
続けるうちに、読書会の人々に興味を持ち、取材したいとガーンジー島を訪れる。
大戦中、英国で唯一ドイツに占領されていたガーンジー島で、人々の心の支えになっていたのが
この読書会だった…。
しかしジュリエットは、その創設者であるエリザベスに会うことはできなかった。
秘密にされると、探りたくなるのが作家根性。
他のメンバーたちと交流していくジュリエットは、彼らが何か重大な秘密を抱えていることに
気づくのだったが…。
もう1本の「トールキン」もだが、最近イギリス英語の発音がオキニな私は、ニンマリしっぱなしな本日。
ジュリエットと言う名前は、わりと「悲恋」が付きまとうのかな?って、ちょっと思ったけれど。
お金持ちで、紳士なマークがジュリエットの彼氏。
奔放なジュリエットがガーンジー島に行くと聞いて、嫌な予感がしたのか、船着き場でプロポーズ。
勿論、ジュリエットの答えは「イエス」だったけれど、大きなダイヤモンドのエンゲージリングは
島に着いた途端外されてしまう。
「THE GUERNSEY LITERARY AND POTATO PEEL PIE SOCIETY」←これが本当のこの会の名前。
ドイツ軍に島の食料をすべて持っていかれ、じゃがいもが唯一彼らの食べ物となった。
そのジャガイモで作った、何の調味料も小麦粉も使わない、質素なジャガイモパイ。
パイに見える格子部分は、ジャガイモの皮を使った為にこの名前が付いた。
でも、一等最初の彼らの集まりは、実は「読書会」では無かったんだけどね。
其れは見てのお楽しみ。
その後は、ちゃんと真面目に読書会を開いていた彼ら。 金曜日にね。
でも、島には本屋すらない為に、手に取った古本に記載されていた住所と名前に、会員の
ドーシーが手紙を書いたのが、文通の始まり。
そして、島に行っちゃうジュリエットだけれど、この読書会の事を雑誌に掲載したいと
述べると、「総スカン」を食らっちゃう。
決して意地悪ではないのだけれど、其処には悲しい事実が隠されており、誰一人話そうとしない。
それは、創始者の1人であるエリザベスの事をも…。
少しでも、真実を知りたいと思うジュリエットは、気の済むまでこの島に滞在しようと考えるのだが…。
勿論、一番びっくりしたのはドーシーだったと思うけれど。
どんな相手だと想像していた?の質問の答えも面白かった。
ドーシーは、純朴で優しくて、素敵な人。 その上、イケてる面やあ~~りませんか!
そりゃぁ~、もう少し滞在を伸ばそうって思っちゃうよね。
キャスト選びが絶妙でしたな。 ドーシーが、養豚場をやりながら、力仕事を何でも請け負う。
その上、イケてる面。 ←え?もう良いって?
「ゲーム・オブ・スローンズ」に出てたって、いや既に記憶にないのだが、竜のママと一緒に
ベッドに居るシーンがあったね。 ほうほう…。 それにしても、カッチョヨス。
ミキール・ハースマン氏で御座います。 覚えておかなくっちゃ。
笑っちゃうのが、マイクがイマイチの顔面なのよ。←これは私の意見だからね。ファンのお方スマヌ。
だからさぁ~、ドーシーにしちゃえよって、何度も思う訳よ。 くくく。
ジュリエットの一番の理解者のシドニーも、なかなか素敵なんだけれど。
彼とはビジネス上の物凄く良い友人。
理由を聞いて、「そうなんや、いやぁ~ん、おしい」と思ったのは私だけじゃない筈。
ストーリー自体は、ラヴコメなんすけど、背景が如何せん「戦争により、占拠された島」ですからね。
そこらの軽いラヴコメとはわけが違う。
まぁ、だから良い作品だなぁ~と感じたんだけどね。
きっとね、めえめえさんも好きだと思うな。 でも、見れますか?上映館、少なすぎ。
めっさ爽やかな気分で帰宅出来ましたです。
(トールキンも書くよ。)
DVDでも良いので、是非どうぞ。 胸を張ってどなたにでもお勧めできます。 珍しいでっしゃろ。
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