ブレス しあわせの呼吸 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                  

2017・英     ★★★★☆(4.3)

                

監督:アンディ・サーキス

出演:アンドリュー・ガーフィールド  クレア・フォイ  トム・ホルダー  ヒュー・ボネヴィル

                    

                      

若くして全身マヒとなり余命宣告を受けた夫とその妻、彼らを支える人々の絆を描いたドラマ。

                                 

『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズなどのプロデューサー、ジョナサン・カヴェンディッシュの

両親の実話を映画化した。

                         

アンドリュー・ガーフィールド、クレア・フォイらが出演。

俳優アンディ・サーキスが監督を務めた。(シネマトゥデイより抜粋)

                        

                         

                                  

ブタ

本作は、火曜日に見た1本。 難病モノだが、こんなに笑顔の絶えない作品はあったかな?

                           

                         

1958年、28歳のロビン・カヴェンディッシュは、出張先のナイロビでポリオに感染し、

首から下が全身マヒとなり、人工呼吸器なしでは息もできくなってしまう。

                             

                         

それは、美しい妻ダイアナと結婚してまだ間もないときだった。

                             

医師からは余命数ヵ月と宣告され、絶望に打ちひしがれるロビンは、生まれてきた息子

ジョナサンを見ることさえ拒んでしまった…。

                      

                         

それでもダイアナは献身的に夫を支え、彼の望みを叶えるべく、医師の強い反対にもかかわらず

ロビンを自宅で看病しようと決意する。

                         

それはあまりにも危険で無謀なことに思われたが、その決断がやがてロビンの運命を

大きく変えていくのだった…。

                          

                   

私の記事にも良く出て来る俳優の「アンディ・サーキス」氏。(左端)

                            

名前だけでは分かりにくいですか? 普通に出演作品もあるのですが、「モーションアクター」としても

有名で、「ロード・オブ~」のゴラムとか、「猿の惑星」のシーザーとか「キング・コング」のコングなんかも。

           

そのサーキス氏の長編初監督となるのが本作。

                           

それと、プロデューサーの「ジョナサン・カヴェンディッシュ」氏。(右端)

「ブリジット・ジョーンズの日記」等の名プロデューサーですが、ずっと心に温めているテーマが

彼の「両親」の物語。 念願かなって、映画化された。

                         

<現在のジョナサン氏にお父様、似ていますよね> 飲んでいるのがジョナサン氏。

                               

                  

ゴージャスなダイアナに一目ぼれしたロビン。 ダイアナも又、運命的なモノを感じて2人は結婚する。

                     

ダイアナには双子の兄がいるのだが、こんなに美しいのに今まで結婚しなかったのは、誰が

望んでも、兄達のチェックが厳しく、相手にされなかった為。

                          

ロビンの事も、お金持ちでもないロビンの事を「やめておきなさい」と忠告するのだが、ダイアナは

ひかずにロビンと甘い結婚生活を…。

                     

                

紅茶の買い付けの仕事をするロビンに、必ず同行するダイアナ。 ナイロビで妊娠が発覚し

幸せは絶頂だったのだが…。

                         

が、運動神経抜群のロビンが、テニスで負け、フラフープの後よろけてしまった。

その夜、息絶え絶えに体の不調を訴えるが、そのまま倒れて、二度と自分の足では立つことが

出来なくなってしまう。 ポリオ菌に感染し、発症してしまう。

                      

                 

首から下は麻痺し、呼吸さえも機械の力を借りないと出来ない。 しかも、存命率も短い。

最初は呼吸器のせいで、声が出なかったロビンだが、「殺してくれ」と言うばかり。

                    

ベッドに寝かされ、呼吸さえも自分で出来ない人生は、何のためにあるのだろうか?

声は出る様になったが、それでも生きる希望は湧いてこない…。

                    

打ちひしがれたロビンは、産まれた赤ん坊さえ見ない。

                  

余りの状態に、ダイアナはロビンに聞く。 「どうして欲しい?」 「此処から出たい」と…。

それからは、ダイアナの肝の座った姿勢に皆が驚かされる。

                      

院長からは「此処を出ると2週間持たない」と言われるも、其れを遥かに覆す驚きの人生が

ロビンには、待っていた…。

                          

                   

有人のテディに相談し、車椅子に人工呼吸器をつけて、行動範囲を広げていく。

                        

               

スペインやドイツの海外旅行にも、人生を謳歌するロビン。

                        

                      

遂には、同じ病院に入院していた患者に、この車椅子を。 笑顔の溢れる人生を。

                             

                    

何に驚いたかって、ドイツの清潔感溢れる、この病院では、同病患者達は畑に植えられている

野菜みたいに管理されていた。 

これは、「人間として生きている」と言えるのか?↑後ろのBOXの人達。

                        

                  

スペインでは、人工呼吸器が壊れて、テディを呼び寄せるまでの間、代わりばんこに手動で

空気を送り続けるなか、人々が集まり、お祭りの様になったり…。

               

病院を出たら2週間持たないと言われたロビンは、20年以上生きる喜びをかみしめて

人生を楽しんだ。

                   

                  

本当に笑いの絶えない夫婦だったが、ダイアナの献身的な看護があってこそのお話。

あのお嬢様が、全く弱音を吐かずにロビンを支えた姿に本当に涙してしまった。

                

「愛と言うのものは、凄いものだな」

そして今現在、眼も合わすのが怖かった最愛の息子によって、自分の物語が製作された事を

ロビンが知ったら、何て言っただろうか? 心から自慢の息子だな。

                

あの双子の兄達も、友人達も素敵な人ばかりでよかったなぁ~。

泣いて笑って、豊かな気持ちになれる時間を貰った作品でした。

                      

                         

                         

                                

 

 

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