空飛ぶタイヤ | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                 

2018・邦画     ★★☆☆☆(2.2)<但し条件付き>

             

監督:本木克英

出演:長瀬智也  ディーン・フジオカ  高橋一生  深田恭子  寺脇康文  小池栄子

                          

                           

人気ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの原作者として知られる池井戸潤のベストセラー小説を

実写映画化。

                            

トラックの脱輪事故で整備不良を疑われた運送会社社長が自社の無実を証明すべく、

製造元の自動車会社がひた隠す不正を暴く闘いに挑む。

                                  

メガホンを取るのは、本木克英監督。

主人公を長瀬智也が熱演する。(シネマトゥデイより抜粋)

                          

                     

                 

コスモス                         

もう、本当にすみません。 本作についてはドラマ版との比較をかなり細かくしておりますので

本作に関して、何も入れずに見ようと思っていらっしゃる貴方様は、どうかご覧になられてから

読んで頂けると幸いです。 ポチッとなだけ頂けても尚可ですあせる

                             

                          

ブタ

昨日見たもう1本。 原作を読む代わりに、WOWOWで製作されたドラマ版を昨日の朝までに見終えて

臨んだ。 後でドラマ版を見ても、結局は同じ感想になるので、最近はドラマ版を先に見る事に。

(こういう見方は良いのか悪いのかは分かりませんが、私の見方っす。)

                          

                        

ある日、1台のトレーラーが脱輪事故を起こし、歩道を歩いていた子連れの母親が

外れたタイヤの直撃を受け死亡する。

                     

製造元のホープ自動車は、事故原因を所有者である赤松運送の整備不良と決めつける。

                     

社長の赤松徳郎は世間やマスコミの激しいバッシングを受け、取引先を次々と失った上、

銀行にも冷たくあしらわれ会社は倒産寸前に。

                         

                                

それでも自社の整備担当者を信じて独自に調査を進め、ついに車両自体に欠陥があった可能性に

辿り着く赤松だったが…。

                                  

                          

民放では、スポンサーの関係から本作はドラマに出来ない事から、WOWOWドラマで製作したそう。

                            

本作の予告を見ている時は、熱血漢の赤松社長に長瀬氏は、イケるんじゃないかな?って

思ったけれど、ドラマ版の仲村トオル氏の赤松社長の方が、普段はわりとポーカーフェイスで

感情があんまり表に出ない感じで、良かったなぁ~。

              

あの赤松社長が、顔から火を噴きながら怒っているよ!って感じでね。

                         

<ドラマ版の空飛ぶタイヤの画像>

                   

見ると分かるが、先代からの社員で、社長の右腕の宮代役が大杉漣氏。

これが凄く誠実で、社長を見守る大番頭って感じで、どんなに社長が落ち込んでいても

社長が子供の頃から知っているにも拘らず、何時も真摯な対応をする。

                        

本作の方は、笹野氏が演じていたが、言われて痛いところにも首を突っ込んでくる一社員って感じ。

                 

モチのロン、ドラマの方が時間も長く、細かな部分も見せられるのだが、キャストが絶妙だった。

                                   

                    

赤松社長が主役ではあるのだが、実際にリコール隠しを暴く事になる沢田にディーン様って

完全に客寄せパンダじゃないですか?

                    

社内の情報通で沢田の親友の小牧にムロツヨシ氏。 情報通って言う感じは悪くはないけれど

どうしてもムロ氏の芝居や台詞口調が軽いので、何かシリアスな話が途切れてしまう気がする。

                                        

                          

そして、もう一人の目玉の人気者の高橋氏は、ホープ銀行の伊崎で、ホープ自動車に

融資する担当者に抜擢される。

                         

ドラマ版では、ホープ自動車の狩野専務の姪の恋人と言う設定で、実際にはそんな融資は無理だと

考えているのに、恋人の叔父が彼女の父親代わりとして、どんどん追い詰めていき、がんじがらめに

なって身動きが取れない状態に追い詰められるのだが、本作では其処まで、彼には重きを

置いておらずに、がんじがらめになるどころか、味方まで現れて、凄く残念。

                                   

                     

この事件のスクープ記事を書く雑誌記者と伊崎は大学の同級生。

小池氏も私は好きな女優なのだが、ドラマ版の水野氏の方が「いかにも」記者って感じなんだよね。

                             

原作では、この雑誌記者も男性らしいのですが、ドラマも映画も女性に設定されていた。

                            

                           

勿論、この原作を120分に纏めるには、削る所はかなり削らねばならない。

原作及びドラマでは、沢田にはFMラジオのパーソナリティを務める妻がいるのだが、本作では

バツイチの独身と言う設定。

                

この妻が、ドラマでは本上まなみ氏が演じていて、凄く良かったんだけどな。

其処が全くなかったので、イマイチ沢田の人となりが分かり難い。

                    

実は、赤松以上に大事な役処の沢田。 なんだけれど、ディーン様もそれ程お顔に感情が

出ないので、プライドが高かったり、腹黒かったりとか言うのが、分からない。

                        

                                   

けれども、本作の何が残念かと言うのは、大事な台詞が抜けていたリ、大事な場面を

しっかりと見せない事。

                    

ドラマ版は、それらがしっかり言われたり、見せられたりするので、見ている方も水戸黄門の

印籠が出て来るシーン位にスッキリする。

                   

               

それと、赤松社長と社員との絆がやけに薄い関係に見えた事が凄く残念。

本作では、事務所に社長の部屋との仕切りがあって、ガラス越しで顔は見えるけれど、見ながら

「やってられない!」みたいな事を言う。

                    

ドラマ版では、事務員のおばちゃんさえも「私お給料要りませんから」と、社長を元気づける。

そう言う、中小企業ならではの「ベタ」と言われるかもしれないけれど、小さい企業の絆が

心を揺さぶるのになぁ~。

                         

本作では、赤松社長が弁護士を同席しないのにもイラついた。

ズブの素人が、幾らお金がないからと言っても、簡単に出来る事と出来ない事があるし

法的な問題が起こった場合は、同席しないと不安じゃないのかな?とかね。

                     

                  

もうついでに、凄いネタバレなんだけれど、赤松が自分の足で、ようやく真実にたどり着けそうに

なるのだが、と言う所で佐々木氏演じる相沢と出会うのだけれど。

ドラマ版は理由を明確に言われて、断られる。→社長ホンマにドツボ状態。

               

けれど、本作の方は「待ってましてん」って感じで、協力して貰える。

いやぁ~、蔵之介様凄く良い役やけど、そうじゃないねん。

                      

ドツボ状態の社長に宅配便が届く。 相沢のメモ書きと一緒にね。 くぅぅ~~、泣かせるやん!

ってドラマ版はなるのよね。

                 

                    

何でなのかな? 敢えて、こういうベタな描き方はしなかったのかな? う~~~ん。

そう言うのを踏まえて、今日の条件付きは、原作及びドラマ版を見た人ならって事です。

                              

                               

                    

けれども、池井戸氏の原作では、やったぜ!で終わっておりますが、実際には誹謗中傷を

受けた運送会社は「倒産」し、グループ会社は、今も車を売り続けております。

その事実は、忘れちゃいけないと思うのですが。 どうですかね?

                           

本日は、書き過ぎましたかね。 申し訳ございません。

サザン好きな私は、本作の主題歌が、今も頭の中で流れておりますけれどね。

それは、其れという事で…。

                          

                             

                               

                            

                   

 

にほんブログ村 映画ブログへ←このバナーより、是非ともポチッとなを1日1回頂きたいので御座います。お願いたのむってあせる
にほんブログ村