ノクターナル・アニマルズ(PG-12) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                      

2016・米     ★★★★☆(4.1)

                    

監督:トム・フォード

出演:エイミー・アダムス ジェイク・ギレンホール マイケル・シャノン アーロン・テイラー=ジョンソン

                    

                           

『シングルマン』で監督デビューしたファッションデザイナー、トム・フォードがメガホンを取って放つ

サスペンスドラマ。

 

オースティン・ライトの小説「ミステリ原稿」を基に、リッチな生活を送る主人公と彼女の元夫が書いた

過激な小説の世界がリンクしていく様子を描く。

 

エイミー・アダムスが主人公を演じる。

共演はジェイク・ギレンホールやマイケル・シャノンら。(シネマトゥデイより抜粋)

                    

                      

                         

ブタ

かなり前から、凄く楽しみにしていた作品。 内容がと言うより、キャストがね。 

昨日は、好みのキャスト先行でチョイス。 

                            

                         

アート・ディーラーとして成功を収めながらも夫との結婚生活は冷え切り、満たされない日々を

送るスーザン。

 

ある日そんな彼女のもとに、20年前に離婚した元夫エドワードから彼の著作『夜の獣たち

(ノクターナル・アニマルズ)』が送られてくる。

 

作品が彼女に捧げられていることに困惑しつつも、早速読み始めたスーザン。

 

そこに綴られていたのは、車で移動中の家族が暴漢グループの襲撃に遭い、妻と娘が殺され、

夫は刑事と共に犯人たちを追い詰めていくという壮絶な復讐の物語だった。

 

そのあまりに暴力的な内容と完成度の高さに衝撃を受けながらも、これを彼女に捧げた

エドワードの意図をはかりかねるスーザンだったが…。

                              

                               

よくよく考えてみると、それ程ぶったまげる様ななストーリーではないのだが、何故か驚きの連続で

信じられぬほどの破壊力を感じる。

                                

                         

スーザンは大学生の時に親の反対を押し切り、エドワードと結婚する。

 

賛成して貰えない結婚に躊躇するエドワードだったけれど、1度火が付いたら消せない程

燃え上がってしまうスーザン。 実家は裕福で、そんな家も両親も嫌うスーザン。

                        

                      

特にエドワードの弱気な性格と身分の違いを率直述べて反対する母親が大嫌いだったのだが。

                     

エドワードにも母親にも「似た者親子」だと言われて、余計に意地になった部分もある。

結果、2年ほどで破局を迎える。 

 

小説家を目指すエドワードは週に何度かの本屋のバイト。将来が見えないと、エドワードの無欲な

部分を攻めまくるスーザン。 まさにそれは母親そのものの姿。

                              

                        

それから20年の歳月が経つ。 アート・ディーラーとして成功を収め、セレブな夫に一人娘。

秘書や使用人も何にもいる屋敷。 幼い頃から普通だと思っていた暮らしを送る。

                         

そんなある日、エドワードから原稿の状態の小説が送られてくる。 しかも、スーザンに捧ぐとある。

                                             

                              

その小説を読み進めるスーザンは、徐々に小説に取り込まれていく感覚を覚える…。

                                  

                         

車で旅行中の一家が暴漢に襲われて、残された夫と事件を担当した刑事が、暴漢達を

追い詰めていくと言う内容だったが…。 あの繊細な心の持ち主のエドワードが書いた作品とは…。

                               

                           

ジェイク様は、スーザンが昔愛した男エドワードと、小説内の夫・トニーの2役です。

と言うのも、スーザンが読み進める小説のイメージを映像にしているので、夫はエドワードと

被るのですね。

                                

タダ、妻と娘はスーザンをイメージせず、違う人をイメージしています。

                              

                     

そして高評価のマイケル・シャノン氏。 タダ一人トニーの話をちゃんと聞いて、地道な捜査から

犯人を割り出す刑事。

                      

本作の内容は、わりとベタなテキサスの埃まみれな映像が続き、口の中がザラザラする感覚に

なる様な作品なのですが、キャストが信じられない程「綺麗処」をチョイスしております。

                  

その中で、シャノン氏なんですが、何時もはもっと角ばった顔のイメージでしたが、何気に彼も

「こんなに綺麗な目をしてたんや」って発見するほど。

                               

                       

そして、オキニのアーロン氏ですけれど、暴漢の3人組のリーダー格ですが、3人共にこれまた

美しい系です。(やる事は鬼畜ですけどね)

                                  

このアーロン氏の演じるレイなんですけど、ホンマにどうしようもない男なんです。

しかも、本作ではあのバンビの様な瞳は全くUPにならずに、ギャング崩れな野郎で、何故か

トイレが玄関の外にあると言う。

                 

刑事とトニーが詰め寄るシーンで、ホボ全裸で便器に座っているレイ。あせる(画像もあったんですけど)

最近意欲的やわ。

                                  

                         

そう言う悲惨な目に合うのですが、殺された妻と娘の遺体の美しい事。 これも稀に見る美しさ。                    

内容が凄惨なんだけれど、映像は堪らなく美しい。 思わず、このギャップに見入ってしまう。

                        

                   

それはオープニングから、度肝を抜かれます。 何とも言えない悪趣味なオープニング。

これは、スーザンのアート・ディーラーとしてのパーティのレセプションに繋がっていきます。

                      

この辺は、「デビット・リンチ」監督を彷彿させると言われている様ですが、いやいや、なんだろうか

もっと破壊的で、兎に角圧倒される。 怖い部分は映像にはなっていないのに充分怖い。

               

                        

ラストは、貴方様の気持ち次第で御座います。 どう取るのか?お楽しみ。

                      

                              

                             

                            

                             

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