千年医師物語 ~ペルシアの彼方へ~ | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                              

2013・独     ★★★☆☆(3.7)

                    

監督:フィリップ・シュテルツェル

出演:トム・ペイン  ステラン・ステルスガルド  オリヴィエ・マルティネス  ベン・キングズレー

                     

                            

ベストセラーとなったノア・ゴードンのアドベンチャー小説を映画化。

 

11世紀には治療ができなかった虫垂炎で母親を亡くしたイギリス人青年が医療先進国

ペルシアへ渡り、異文化交流を経験しながら医学の修得に励む姿を描く。

 

監督はフィリップ・シュテルツェル。

主演はトム・ペイン、偉人イブン・シーナに名優ベン・キングズレーがふんし、ステラン・スカルスガルド、

オリヴィエ・マルティネスらが脇を固める。(シネマトゥデイより抜粋)

                  

                          

                               

ブタ

本作が上映の頃は、とても映画どころではなかったので、上映されていた事も知らなかったが

パッケージデザインに惹かれて、レンタルしたのだが150分の大作だが、あっという間に見終わった。

<189分の完全版は、スターチャンネルで放送されたらしい>

                                                 

                               

11世紀のイングランドでは、医療行為は教会によって神への冒涜とされていた。

そのため、旅回りの治療師か理髪師によってわずかに行われるのみだった。

 

母を突然の病気で亡くし孤児となった少年ロブは、母の命を奪った病気を退治すると心に誓い、

医術を学ぶために旅回りの理髪師に弟子入りする。

 

やがて成長したロブは、理髪師として国中を回り、様々な治療行為を人々に施していく。

 

ある日、ユダヤ人医師の高度な治療を目の当たりにした彼は、さらなる医術を学ぶため、

高名な医師イブン・シーナがいるというペルシアのイスファンを目指して旅立つのだったが…。

                                      

                            

理髪師と言っても、散髪は行わず、怪我や脱臼やらの簡単な治療や、薬もどきを口上で人集め

売り歩く。

                

母を亡くしたロブは、理髪師に弟子にして欲しいと懇願するも聞き入れて貰えず、コッソリ

馬車に乗り込んで、何とか一緒に旅をするようになる。

                            

                  

ある日、目が見えずに仕事にも支障をきたす様になった理髪師は、ロブに仕事を任せるのだが

「ユダヤ人なら目が治せる」と聞き、治療して貰うと、少年の瞳が戻ったかのように見えるようになる。

(白内障の手術をした模様)

                         

それに感銘を受けたロブは、何処で治療を学んだかを聞き出し、母を亡き者にした「脇腹の病」が

治せる医者になりたいと、ペルシャ行こうと考える。

                                

                      

ペルシャまでは、船に乗って海を渡り、砂漠を超えて行かねばならない。

その道のりは容易ではない。 しかし、ロブにとってもっと大きな問題も待っていた。

                       

アラーの神を信じる者で溢れかえっているペルシャに入る事を許されるのは、ユダヤ教のみ。

カトリックのロブは、それを知られるとその場で首を落とされると聞いたのだった。

                       

                       

何とか船に乗り込み、目的地にたどり着いたが、砂漠の長い旅が始まる。

ユダヤ人として偽名を使い、見よう見まねでユダヤ教徒の真似をし、旅の一行について行く。

                        

ところが、途中大きな砂嵐に遭い、ロブと一緒に助かった人も、遂には砂漠の砂となって行く。

もう駄目かと思った時に、砂漠の向こうに街が見えた…。

                 

其処で、街に入る前にユダヤ人になる為に、自分で「割礼」を行い、イブン・シーナを

探すのだったが…。

                            

                   

金も伝手もなく、イブン・シーナと言う名前の医者を探して弟子にして貰う事だけを望んで

遥々やって来たのに、けんもほろろにつまみ出されて、怪我を負わされる。

                      

助けてくれた老人に、イブン・シーナに会って弟子にして欲しいと話しては見たモノの、無駄な事。

そう思っていた人こそが、イブン・シーナだった。

                              

                      

兎に角学ぶと言う姿勢が気に入った、イブン・シーナはロブを特別に可愛がり、暴君だと

噂される国王に呼ばれた時も、助手として連れて行く…。

                          

                        

実はこの王のおかげで、ユダヤ人も此処で医学が学べるのだった…。

 

だが、反対勢力は、手を組もうと提案し、伝達に行った息子の首を返された腹いせに、街の中に

「黒死病」の患者を放つのだった…。

                              

                          

ロブは、普通の男の子の様に見えて、一等最初に苦しむ母親の胸元に手を当てた時に

「母は今日死ぬ」という事が分かる。 そういう能力を持った少年。

                     

兎に角、知りたい、学びたい、母親を殺した脇腹の病を治したい、の一心で生きている。

                       

白内障等の手術は出来ても、内臓の手術は「黒魔術」と言われ、御法度である。

勿論、イブン・シーナも文献やらでしか、知識はなく、それを授業で教え込むのみ。

肺の中に心臓があると言う授業をしていた。

                     

                    

多分そうだろうと思っていたけれど、脇腹の病とは「虫垂炎」の事。

                            

               

歴史的な事は、全く分からないけれど、何故に「ペルシャ」では医学が盛んだったのかな?

                            

本作は、理髪師のスカルスガルド氏や、イブン・シーナのキングズレー氏の脇役が、見事だったな。

彼らのおかげで、最後の最後まで楽しめた。

                         

完全版は40分ほど長いけれど、どの辺の部分が見れるのかな?

ちょっと知りたい。

                        

ロブは、聖人君子ではないので、「色恋」の方も有りますし、見応えも有るので気になる

貴方様は、どうぞ~。

 

 

 

                                     

 

                               

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