彼らが本気で編むときは、 | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                                                  

2017・邦画     ★★★★☆(4.1)

                  

監督:荻上直子

出演:生田斗真  桐谷健太  柿原りんか  ミムラ  りりィ  小池栄子

                     

                       

『かもめ食堂』『めがね』などの荻上直子監督が手掛けたオリジナル脚本の人間ドラマ。

 

母親に育児放棄された少女が叔父とその恋人に出会い、共同生活をするさまを描く。

 

女性として人生を歩もうとするトランスジェンダーの主人公リンコを生田斗真、

その恋人マキオを桐谷健太、母親に置き去りにされたトモを子役の柿原りんか、

彼らを取り巻く人々を、ミムラ、田中美佐子、小池栄子、りりィ、門脇麦が演じている。

(シネマトゥデイより抜粋)

                         

                                

                            

コスモス

<TOHOシネマフリーパス 22本>

                             

ブタ

まだ、明日1日フリーパスが残っているけれど、流石に余力が残っておらん。

今日は頑張って起きて、新作3本見てきた。なんと「きょうのキラ君」でめっさ泣いてしまった。

いや、もう限界なんだと明日は1日お休みしようと心に決めた。

明日もう一度、数えなおしてみるが1本抜けてたみたい。

                                  

                                

母と2人暮らしの小学5年生トモは、母が男を追って家を出て行ってしまい、一人で

放置されてしまう。

 

こうしたことは初めてではなく、トモは以前も頼った叔父マキオの家へと向かう。

優しく迎えてくれたマキオの傍らには、初めて会う女性リンコがいた。

 

マキオの恋人だというリンコは、男性として生まれ、性別適合手術を受けて女性となった

トランスジェンダーだった。

 

明るく優しい彼女は、おいしい料理やかわいいお弁当を作ってくれて、トモコは

実の母からは受け取ることのなかった家庭のぬくもりや愛情を感じていく。

 

そんなリンコは、未だに周囲の心ない偏見にさらされることも少なくなく、悔しいことがあると

必ず編み物をして心を落ち着かせるのだった。

 

マキオとトモと一緒に暮らすうち、いつしかある思いを強くしていくリンコだったが…。

                                  

                

                                  

生田斗真氏出演作品で、初めてメサメサ良いやん!って思った。 兎に角綺麗。

でも、もっと女性らしく化けれる筈なのに、男性部分をちょっとだけ残して演じていたと思う。

                        

監督作品では、これまた一番素直に見れた作品。

しかも、何時もの常連さんが誰も出ていない。 其処も凄く良かったのかも。

                                           

                                

初めはギョッとするトモだけれど、そんな事には動じないリンコは大人の女性。

                          

マキオの母親、トモのお祖母ちゃんが入所している介護施設の介護士をしているリンコ。

母の世話を丁寧にするリンコを見て、一目惚れしてしまうマキオ。

                   

其処に母の家出で、世話になる姪のトモ。

リンコの母親は、若い旦那と暮らしていて、トモにも明け透けな言葉を投げかける。

                                      

                        

今はこんな風だが、当時は唯一のリンコの味方だった。

現在は、「こんなに奇麗な娘が誇り」とまで言いきる。

                           

台詞の中にも出てくるけれど、人は往々にして「普通」でないと、枠から除外しようと思う。

そんな人が多い世の中で、マキオとリンコとトモは、確実に毎日を幸せに暮らしていく。

                                              

                             

母親がくれなかったものをリンコはくれる。 手作りのご飯、キャラ弁、髪を結ってくれる。

そんな物静かで優しいリンコは、事ある毎に編み物をしている。

                  

何故?と聞くと「一目一目丁寧に編んでいくうちに、嫌な事腹の立つ事を忘れる」からと。

しかし、同じ様な形を幾つも編むリンコ。 「何のために?」 「なんなの?これ」

                             

                                

時折、男の声で叫ぶ時もあるけれど、身体は既に工事が終わり、立派な女子。

後は戸籍を変更するだけなのだが…。

                        

ベランダでため息をつくリンコの美しい事。 意外と足が細いのね。

 

本作が最後の出演だった、りりィ氏は既にしんどかったのか?どうなのか?車椅子や

ベッドに居るシーンだったな。 なんか寂しい。

                     

リンコの母親の旦那役に、久々に見た「柏原弟様」好きなんすよ。 すげぇ嬉しかった。

                         

                       

色々と問題提起はしている様な、していない様な。

しかし、12才位の女子に「ちん〇」の連発の台詞は…。 笑ったけれどね。

                      

私自身には、全く偏見はない。 ウチの男前が例え、「彼氏やねん」と家に連れてきても

嬉しいと思う。 実際には、紹介されたのは彼女だったけれどね。

                    

けれど世間は、まだまだだよね。

                   

                     

                              

                                       

                                               

                                              

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