ネオン・デーモン(R-15) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                                                    

2016・米・仏・デンマーク     ★★★☆☆(3.6)

                        

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

出演:エル・ファニング  キアヌ・リーヴス  クリスティナ・ヘンドリックス  ジェナ・マローン

                      

                              

ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、エル・ファニングを迎えて放つ衝撃作。

 

ロサンゼルスのファッション業界を舞台に、美にとりつかれた女性たちの飽くなき欲望を

絢爛たる映像と共に描き出す。

 

ジェナ・マローンが謎めいたメイクアップアーティストを怪演。

クレイジーで華やかな街で繰り広げられるダークな物語が病みつきになる。

(シネマトゥデイより抜粋)

                     

                          

                            

ブタ

凄く楽しみにしていた作品。 監督作品は今までは、バイオレンス部分が強いが、

それをも凌ぐ美しい映像で魅せる作品ちゅー感じかな? それ程「強烈」と言う印象はない。

                                 

                              

美しく純真な16歳の田舎娘ジェシーは、トップモデルになる夢を叶えるため

ロサンジェルスへとやって来る。

 

するとその美貌が人々の目に止まり、すぐに事務所と契約できたかと思えば、

気難しいことで有名な一流カメラマンのジャックに撮影してもらうことにも成功する。

 

トップモデルの夢に向かって順調すぎるほどの素晴らしいスタートを切った

ジェシーだったのだが…。

                                 

                                 

完成された美貌に慣らされていた大人達が、田舎から出てきたジェシーに魅了されてしまう。                  

モデル事務所も、有名カメラマンも、トップデザイナーでさえも…。

                                 

それはジェシーが誘惑する訳でもなく、周りの大人達は彼女に夢中になって行く。

まるで、悪魔に魅入られた様に…。

                            

だが、トップを目指すモデル達の視線は恐ろしい…。

それと相まって、泊まっているモーテルの管理人も、人でなしで恐ろしい。

                       

唯一心が許せると思った、メイクアップアーティストのルビーに助けを求めた

ジェーシーだったが…。

                                        

                               

今やダコちゃんを抜いて、躍進してるんじゃね?妹のエルちゃん、早いもんで19才なんだね。

でも彼女の方が、役の広がりを持っているように感じるが。

                      

本作では、本当は16才だけれど、19才と言えと言われてモデルの仕事をする事に。

 

有名カメラマンに、行き成り「服を脱げ」と言われて、震えを抑えて言われるままに

する所なんぞ、名演技だわと。  こういう業界の作品なのに、キスシーンすらないの。

                               

けれども、相当にゾクゾクする様なシーンがワンサカ。

                                

                     

しかも、映像が本当に美しい。 まるで金太郎飴のように、何処で切っても美しい。

↑このまま、待ち受けにしたい位の美しさ。

                     

前作の様なバイオレンスはないけれども、内なる悪魔が爪を研ぎ、獲物を狙う。

けれど、ジェシーはその事にまだ気づいていない。彼女の存在自体が美しき悪魔だという事。

                          

                         

それを面白く思っていないベテランさん達。 とは言え、まだまだ彼女達も小娘に見えるが。

20才になったら、「もう終わり」という台詞もあった。 時を削りながら美の女神になる彼女達。

                           

仕事を取られた事は? 「ある」 その子に復讐した?  その答えが…。

「食べちゃった」…と、唐突だったのでジョークかな?と思っていたけれど…。

                              

                         

本作は、あまりにも美しく描かれ過ぎて、その壮絶さも残酷さもイマイチピンと来ない。

そこがなぁ~、私としては、少々物足りないと感じるところ。

                        

あの、ピリピリ…って言う、携帯の呼び出し音みたいな「電子音」が何気に面白い。

                            

           

キアヌの名前が、2番目に載っておるけれど、カメヲ程度で変態チックなおっさん役なので

ファンの方は本作を見ると、がっかりするよ。

                           

でも本作は、エルちゃんが主役だけれど、ルビー役のジェナ・マローン氏の怪演に

呑み込まれていたね。 流石の演技で御座いました。

                       

             

監督は、「男」の作品よりも、「女」の方が良いのかも。 本作は、今までで一番好きかも。

但し、ジャンル的には「ホラー・サスペンス」で御座いますので。 要注意。

                       

                                  

 


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