山河ノスタルジア(PG-12) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                              

2015・中国・日本・仏     ★★★☆☆(3.4)

                    

監督:ジャ・ジャンクー

出演:チャオ・タオ  チャン・イー  リャン・チントン  ドン・ズージェン

                          

                           

『長江哀歌』などで世界的に高い評価を受けている中国の名匠ジャ・ジャンクーが、

変化していく中国社会を見つめた人間ドラマ。

                                  

時代に振り回され、離れていても不変の母と子の強い愛を、過去、現在、未来と

およそ26年にわたって描き出す。

                             

ジャ監督作『四川のうた』『罪の手ざわり』にも出演したチャオ・タオを主演に、シルヴィア・

チャン、チャン・イーらが共演。(シネマトゥデイより抜粋)

                       

                            

                                  

ブタ   

決して嫌いな監督ではないのだけれど、世界的に絶賛の嵐の中、私的には見るか

どうか悩む監督。 と、言いつつ何時も見てしまう、スケベ根性。

 

                             

1999年、山西省・汾陽。

小学校教師のタオは、炭鉱労働者のリャンズーと実業家のジンシェンという2人の

幼なじみから想いを寄せられ、やがてジンシェンと結婚、息子のダオラーを授かる。

                        

 

2014年、汾陽で一人で暮らしていたタオ。

ジンシェンとは離婚し、ダオラーも父に引き取られ、上海で暮らしていた。

                                      

ある日、タオの父が亡くなり、葬儀に出席するために戻ってきたダオラーとの束の間の

再会を果たす。

タオはそこでダオラーがジンシェンとともにオーストラリアに移住することを知らされる。

 

 

2025年、オーストラリア。

19歳になったダオラーは、中国語も話せなくなり、父との間にも確執が生まれ、

アイデンティティの問題に直面して孤独な日々を送っていたが…。

                                

                               

三角関係のどちらを選んでも、タオは幸せになれたのだろうか?

 

それでも、金持ちのジンシェンを選んだおかげで、ボロボロになって故郷に妻子と共に

帰ってきたリャンズーの入院費用を都合してやることが出来たのだから。

              

その後のリャンズーがどうなったのかが、ちょっと知りたかったけれど。

                         

父親が亡くなった時に、元夫側に渡した一人息子ダオラーを呼び寄せる。

 

が、新しい継母を「マミー」と呼び、自分には懐かないダオラーには、やはり夫側に

いる方が幸せになると、諦めてしまう。  あの時、自分の下で育てればどうなっていたか?

                            

オーストラリアで中国語は殆ど出来ずに、父親とはグーグルの翻訳でしか会話出来ない

ダオラー。

                    

自分の思いの丈を言えないもどかしさ。  自分の悩みを打ち明けられない辛さ。

そんな時、大学の中国語の教授に恋をする。

                 

教授は母親のタオ位の年齢の女性。  教授に母親を見たのか?

                     

               

スクリーンの大きさも途中で変化する。

しかも、タイトルが出るまでが長い長い。

                   

後ろの年配のカップルの男性が、なかなか普段は満点を出さない評論家が満点だったから

見たかったと、女性に話していた。

「あらま、御苦労様」と思わず心の中で言ってしまった。

             

案の定、終わった後に「なんやってん?」と言いながら帰られました。

                           

小物や小道具の使い方も印象的だし、映像の色目にも神経が行き届いている。

良い作品だとは思うけれども、一般人には面白味があまり味わえ無い感じ。

                      

監督作品が面白いと言える大人に早くなりたい私です。

                       

                          

                               

 

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