２０１４・オランダ ★★★☆☆（3.4）
監督：ウケ・ホーヘンダイク
レンブラントの「夜警」など、世界的に有名な美術品などを所蔵するアムステルダム国立美術館の
１０年に及ぶ改修工事の一部始終を追ったドキュメンタリー。
同美術館の改築工事をめぐる大騒動の全容を捉えた『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』から
４年、関係者や市民らが時に激しく議論を重ねながらみんなに開かれた美術館を目指して
奮闘し、およそ１０年間の閉鎖を経てグランドオープンを迎えるさまを映し出す。
また展示品選定や美術品の修復、作品購入など、美術館運営の舞台裏をのぞくことができる。
（シネマトゥデイより抜粋）
本作は予告で見て、絶対に見たいと思っていた。
レンブラントの『夜警』やフェルメールの『牛乳を注ぐ女』など数々の傑作を所蔵するオランダを
代表する美術館、アムステルダム国立美術館。
２００４年、２００８年の再オープンを目指して創立以来となる全面改修が始まる。
しかし、それは市民を巻き込んだ大騒動へと発展、計画の度重なる変更で工事は幾度も中断を
余儀なくされ、もはや再オープンのメドすら立たなくなる。
２００８年、そんな改修工事の紆余曲折を追った「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」を
手がけたウケ・ホーヘンダイク監督が、１０年もの閉館を経て、ついに迎えた再オープンまでをも
見届けた改修工事顛末記シリーズ第２弾にして完結編となるアート・ドキュメンタリー。
上の画像を見ると分かると思うが、何故にタイトルに「みんなの」が付いているかと言うと、
この美術館の中を自転車と歩行者の道路が通っているため。
その道路は、昔からそうであり、今更迂回したりは絶対に無理！と言い続ける団体あり。
けれども、建築家達は、そう言う作りではなく、階段を作ったり、見せる為の仕様にしたいと
プレゼンで勝ち取ったのに、あっさりと何度となく覆る。
館長すら、途中で辞めちまう。 で、もしかしたら自分が時期館長になんて、とらぬ狸…。
見事に違う人物が選ばれたり…。 本当にやる気あるのかい？と見ていて、イライラしてくる。
そう言う事が起こっている間にも、アジアブースには絶対に置きたい日本の彫刻として
仁王門の「阿吽像」を運び込んだり…。
着々なのか？どうなのか？ 本当にすったもんだの末に完成する。
やっぱ、レンブラントの「夜警」は圧巻やね。 まぁ、近くで見れたら見て見たいけれども
スクリーンを通して見ても、凄いなぁ～。
まぁ、それにしても、大変なんだろうけれども、見ている方はついつい笑っちまう。
真剣に皆それぞれが、やっているのだけれど、茶番劇に見えて、下手なコメディ見るより１０倍
面白いと思うなぁ～。
今後、立て続けに美術館のドキュメンタリーが上映されますが、まぁそれぞれに興味深くはありますが
こんなに笑っちまう作品は、無いと思うな。
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