2012・英 ★★★★☆(4.9)(条件付き)
監督:トム・フーパー
出演:ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ アン・ハサウェイ アマンダ・セイフライト エディ・レッドメイン
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。
『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も
投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。
主演は、ヒュー・ジャックマン。
彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドら
豪華キャストが勢ぞろいする。(シネマトゥデイより抜粋)
上映初日に見て参りました。
本作も殆ど満席でしたが、結構良い席が1つだけ空いており、其処に座れたのですが。
TOHOで映画を御覧の皆様はすでにご存じの様に、本作は従来のミュージカル作品の様に
歌の部分をスタジオで録音し、それを流しながら口パクで演技するというやり方ではなく
実際にその場で歌いながら、撮って行く方式。
そうなんだぁ~と思ってはおりましたが、これぞまさしくミュージカルで御座います。
ミュージカルのイメージは、話している途中でいきなり歌になる…、そういう所がミュージカル嫌いには
煙たがられるモノでしたが、本作は台詞自体が殆どなく、殆ど皆歌っていく方式。
なので、隣に早々と座っておられたお爺さんは、存分にイビキかき~の気持ち良さそうでした。
本日の条件は、ミュージカル好きかどうか? 嫌いな人は、本作全く駄目です
と言う訳で、ストーリーは今更言う事もなく、問題は歌の方なのですが。
少し前のアカデミー賞の司会でもご存じの様に歌える事は既に分かっていたヒュー・ジャックマン氏は
凄く良かったです。
でも私としては、紳士になったジャンではなく、囚人の時のジャンの方がセクシィ~だなぁ~と
惚れてしまいました。
「HICK 」でボロクソに言ってしまったエディー氏ですが、この方相当に歌が上手いです。
そして、この役にピッタリで凄く良かったですわ、ワルをやるにはもう少し大人にならねばと言う事かな。
女優陣は全く言う事がない歌唱力に演技、役どころもピッタリで、手放しで褒めちぎっておりますが、
ラッセル・クロウ氏がなぁ~、声は低音で良いのだけれど、声量がもう一つないのが残念だったな。
誰がやれば良かったのかは、ちょっとイメージが湧かないけれど。
でも、最初から最後まで、本当に歌いっぱなしの158分は、見る方も体力が結構いるモノです。
見終わった後は、本当にお腹一杯です。
凄く良かったし、感動したけれども、「もう暫くは、ちょっといいわ」と思ってしまった。
その辺が本日のマイナス点やも…。
出来れば、劇場に行ってどっぷりミュージカルに浸かってみませんか?
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